絵空言




てふてふ

てふてふは
はなからはなへ
ぼくはぼんやりそれをながめてゐる

くもはながれて
ひはかげり
かぜはあめをはこびて
いのちはぐくむ

ひとはすぎゆき
ゆめをのこし
かみはねむりて
とこしへのゆめをみる


てふてふは
はなからはなへ
ぼくはねころがってそらをみてゐる





       (※てふてふ は TEFUTEFUと読んでください)


  1. 2017/06/04(日) 08:29:59|
  2. 詩のやうな

愚者の問ひ

あをいそらにあなたはなにをみますか
きぼうですか
ぜつぼうですか

ひのひかりにあなたはなにをみますか
いきることですか
しぬことですか


いつかぼくのせかいはいみでうめつくされ
すべてははぐるまのやうにかみあつて
こぎみよくまはつてゐたはずなのだけれども

どこかではぐるまがかけてしまつた
われてしまつた
くだけてこなごなになつてしまつた

いみはもうくちてはがれて
きたならしくせかいにこびりついてゐるだけなんだ


あゝかみさま
どうすればいみをとりもどせるのでせうか

ながれるくもに
くれゆくまちに

うつろひ
うつろひ
めぐるいのちに
かみさまはなにをみてゐるのでせうか




或る愚か者の問ひに神様はお答へになられた

何も視てはゐないのだと
全てはただ在るがままに流れて往くだけなのだと



  1. 2017/05/06(土) 17:49:00|
  2. 詩のやうな

わからないこと

わからないこと

そらのあを
やまのかぜ
あめのにほひ

ゆきのしろ
ひのひかり
はなのいろ

あなたのことばのなつかしさ

  1. 2016/11/26(土) 09:12:11|
  2. 詩のやうな

ぼくには わからないんだ


みているせかいのそとがわに
なにがあるのか
ぼくには わからないんだ

どうなってるかなんて
わかるわけがない

みんな あたりまえみたいに
えきできっぷをかってる

みんなには わかってるのかな
のったでんしゃが どこへいくのか

ほんとうに わかってるのかな
おもいこんでるだけなんじゃないのかな

つぎにめのまえにひろがるふうけいが
どのせかいのどんなものなのか
ぼくにはぜんぜんわからない

みんな あたりまえみたいなかおをして 
あたりまえみたいにあるいて
ぼくを おいこしていく

いつか ぼくにも あたりまえに なるのかな

いつか ぼくも あんなふうに
あるくようになるのかな




・・・あんまり なりたくないようなきも するんだけどね

なにか なくしちゃうような
そんなきが するから



テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/11/02(火) 21:32:10|
  2. 空言

かかし


かかしのように ぼんやりと

かかしのように つったって

そらのかなたを ながめてる


あるきつづけて そらのはて

どこかになにか ありますか

いつかのだれかに あえますか

とどかぬひびを おもえども

かなしみばかり ながれきて

なればぼんやり たたずみて

なにもかたれぬ ぼくなれば

ゆきかうひとは せわしなく

あほうをみるめで ぼくをみて

じゃまだとばかりに つきとばす


なにをおもいて あゆむかは

ひとそれぞれに あるだろう

こころになにを ひめるかは

だれもがじぶんで えらぶだろう

じぶんでえらびし そのみちを

あゆみてもんくを いうなかれ

じぶんでえらびし みちなれば

おわりをじぶんで うけとめよ


ぼくはのろのろ おきあがり

それでもそらを ながめてる

ゆがんだみちを ふりかえり

こうかいしたりは しないけど

おわりをしれば なおのこと

いとしくおもう きみのこと

とどかぬおもい うけいれて

ぼくはひとりで  いきるけど

あてなきそらに みをうつし

すぎゆくそらを ながめてる


かかしのように ぼんやりと



テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/23(土) 19:35:48|
  2. 詩のやうな
  3. | コメント:1

わからないこと


ほら こおろぎ
こおろぎ こおろぎ 
つやつやぴかぴか くろいほうせきみたい

あたしはうれしくっておかあさんにみせてあげた
「そんなモノ早くおもてに捨ててきなさい」
そんなもの?すてる?
あたしはおもわずことばにつまってしまう
「女の子なんだからそんなモノ捕まえてこないで」
おかあさんはまたこわいかおをする
「女の子なんだから少しはおとなしくしてなさい」
おんなのこおんなのこ
またはじまった

「女の子なんだから髪をとかしなさい」
「女の子なんだから乱暴しちゃだめでしょ」
おんなのこなんだから
おんなのこ
おんなのこおんなのこおんな
うるさいなーもー
あたしはわざとあしおとをたててかいだんをかけあがる

おんなのこ
おとこのこ
どうでもいいじゃんか
おとこのこ
おんなのこ
ちがいはなんかあるのかな
そりゃかたちはちがうけどね

おんなはよわい?よわいおとこもたくさんいるよ
おんなはやさしい?やさしいおとこも・・・たぶんいるとおもうよ

わからないからがっこのせんせにきいてみた
せんせはめずらしくまじめなかおしてあたしにいった
それはイメージなんだと
しゃかいやじだいがきめるんだと
「先生はそう思ってるけどね」
せんせはさいごにぽつりといった
「他の人はまた別のことを言うかもしれない」
でもそんなのあたしにかんけいないや

だからあたしはきめないことにした
おとこでもおんなでもそんなのどうでもいいや


今でもあたしはあの頃のままだ
最近あたしの周りで よく聞くのは・・・ 「女は嫉妬深い」
いやいやいや 男性諸氏もなかなかに嫉妬深いですから(笑)



テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/24(木) 18:36:12|
  2. 空言
  3. | コメント:0

でく

みんなてくてくあるいてく
そろっててくてくあるいてく

でくのぼう
ひとりまぎれてあるいてく
みんなのあとをついていく

でくのぼう
てくてくあるいてつまづいた
ちいさないしに つまづいた

でくのぼう
てくてくあるいてたおれたら
じぶんひとりじゃたてません

でくのぼう
みんなをみあげておもいます
だれかおこしてくれないか?
だれかきづいてくれないか?

みんなてくてくあるいてく
だれもおこしてくれません
だれもきづいてくれません

でくのぼう
ひとりでじめんにころがって
ひとりでそらをながめてる


テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/06(日) 13:02:13|
  2. 空言
  3. | コメント:0

おとなはわかってくれない

にちようび

あおいそらがきもちよくて

ぼくはうえきにみずをあげていた


きはねっこからみずをのむんだ

だからみずはつちにかけなきゃいけないんだ

そんなことはしってるよ


でもてんきがよくて

はっぱがきらきらしていて

ぼくははっぱにみずをかけてみた

はっぱはますますきらきらひかって

ぼくはうれしくなって

うえきもうれしくなって

ぼくははっぱにみずをかけていた


それをみていたおとながいった

 
 あれあれ このこはばかだね
はっぱにみずをかけてるよ


ぼくはなんだかかなしくなって

さびしくなって

なんにもいえずにうつむいた


それでもうえきはきらきらひかって

わらっていった



ああいうおとなに なっちゃだめだよ

 
 

テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/04/11(日) 09:11:20|
  2. 空言
  3. | コメント:0

そら

もう だれも そらを みない
すべては そらに
えがかれているのだけれども
だれも そらを みあげない
そらの よみかたは わすれさられ
ただの おとぎばなし むかしばなし

きょう ぼくは そらをみあげた
そこには なにか
たいせつな ことが かいてあったけど
ぼくには よみとれない

たいせつな ことだから
わすれないように

そらをみあげたぼくの みみもとで
どこにもいないだれかがささやいたけど
でも ぼくも そらのよみかたなんて しらない

だれか そらのよみかたをしっているひとはいるかい?


テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

  1. 2009/07/25(土) 23:36:22|
  2. 空言
  3. | コメント:0