絵空言 由無事

絵空言




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たぶん解釈の問題

人は死ぬるものなれど

バカげた狂騒いつまで続けて

何処へ行くつもりなのかと

思ってはいたが

つまるところ彼らは

何処へも行くつもりはなく

先を見通そうともせず

ただそれは打ち寄せる波のような

雨粒の波紋のような

宇宙(ソラ)に生じたさざ波のような

ただそれだけのことで

それはただ

ほんとうに単純に

ただそれだけのことで


けれども

それをただ見ているのはやっぱり少し哀しくて

無駄だと思いつつも私はやっぱり少し何か書いてみたりするのです



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  1. 2012/10/14(日) 11:44:19|
  2. 由無事

思い出の続き


前回に引き続き、退屈な話です。

何となく、書いておきたくなったので、書いておきます。

別段、意味はないと思いますが。

ただの作り話かもしれません。



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テーマ:雑記 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/07/22(金) 22:21:35|
  2. 由無事

思い出

私は少し 変ですかね?

今更 何を?

まー 変と言ったところで タカが知れてますから

あらゆる個別性に認められる相違の範囲内でありましょう。

ということで

昔の話。



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テーマ:雑記 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/07/17(日) 20:57:13|
  2. 由無事

死を 思うことなかれ

生きているなら

死など 見ない方が良い

死など 夢にも思わず

生きて 生きて 生きて行け


死など 見なくても 生きていける

死など 見なくても いずれ死ぬる

ならば 死を見る必要など 何処にあろうか

死を思うだけ 時間の無駄というものだ

いつか 不可避に 直面するまで

目を背けていればいいじゃないか

今から 準備する必要なんて まったくないじゃないか


生を 謳え

死など 知ったことか

我が世の春を 歌え

冬など 先の話だ

困る時に 困ればいい

今から困る必要なんか ありゃしない


生きれる人は 生きればいいんだ

死ぬ時に 少し慌てるかもしれないけれど

まるで 死なないかのように 生きればいいんだ

死ぬ時は 死ぬ

それで いいじゃないか

死ぬ時に 死ぬ

それで 十分じゃないか


生きれるなら 死を語るな

生きていると信じているなら

死を 思うな

死を 思うだけで済むなら

死など 思うな




実感もなく

口先だけで 死を語るな








しかし どうやら

俺には 無理だったらしい

俺にとっては 

生が 曖昧になってきて

初めて

死が 曖昧になってきた


生を知らず

生と言わず

生と決めず

これをイノチと定義しないなら

死は 存在できない



生なくして 死もない




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テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/02/14(月) 21:18:08|
  2. 由無事

論語の 好きな言葉 その2




『未だ 生を知らず

焉んぞ 死を知らん』



好きですねぇ   この言葉

「先生   死とは 何でしょうか?」

「生きることもわからんのに 死ぬことなど知るかっ! ボケっ!」

みたいな

でも 孔子が この言葉の先を何処まで考えていたのかは 疑問である
対話の流れ 文脈として出てきた言葉に過ぎないのではないか

生を知らず

ならば 生を前提とするすべてを知らぬ と言わねばなるまい

天命も 礼儀も 言葉も 知り得ない
君子? そんなもの 知らない
論語自体が 成立しない

つまり 論語は この一節だけ で完結する

そして実際 論語は この言葉の為だけに存在しているのではないか と私は思う


『未だ 生を知らず

焉んぞ 死を知らん』


何という 美しい言葉


生を知っていると思うから
死を問うことになる

私は 本当に 生を知っているのか?

イノチって
生きるって        何だ?


死?

死は 今 此処には ないので 知りようもない

私は 今は 生きて居ることになって居るらしいので 

生を  問え

・・・私は 今 此処に 居る  と

私とは  
今とは
此処とは
居るとは     何だ?

何だ?と問うて居るのは 何だ?


「・・・」


言葉を使おうとするから 躓くのだ

だから さっさと 言葉を手放して

私という虚構なんぞ 消えるままにしておけばいいものを




そう思いながら

いつまで経っても 言葉を棄てられない 私を







・・・嗤え

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  1. 2011/01/04(火) 22:42:51|
  2. 由無事

ボソボソと呟いてみる



過去に遡るなら 誰もが血族で

知り合いを辿るなら 誰もが知り合いで

なのに 人間たちは 何をしているのだろう

昨日 アフリカで地雷を踏んだ少年は 僕の血族で
地雷を仕掛けた愚か者も 僕の血族で

先月 中東で自爆した男は 僕の知り合いで
犠牲になった親子も 僕の知り合いで

一体全体 どういうことなんだか


静かに 平和に 暮らしていればいいものを

必要のない苦痛を撒き散らしながら

何を守っているつもりなんだか


理想を掲げて 傷つけ合って

自分らで付けた 傷舐め合って

人間たちは 一体全体

何処へ行くつもりなんだか


隣人どころか

家庭内での争いすら 止められずに

世界平和を謳うのは 愚の骨頂

世界平和なんて そもそもが絵空事

だから?

だから 世界平和なんて知らないけれど

せめて 皆様方が 平和でありますように

健康でありますように

今年が 平穏無事な年でありますように






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  1. 2011/01/01(土) 21:26:43|
  2. 由無事

論語の 好きな言葉




『死生   命あり

    富貴   天にあり』



この言葉の何処が いいのか?

勿論 投げやりなところ である

この どうでもいい感じ

仕方ないものは 放っておけ みたいな

私の 好みですね


ヒトは結局 今できることをするしかないわけで



・・・しかし 私は結構 自由意志を 疑ったりしている

だいぶ前にも書いたけど

自由意志
そんなもの ないんじゃないのかなぁ?

いや しかし 意志や思考や感情や直観
そういったものが 何処より湧き出でてくるのか
そもそも 意志 思考 感情 直観といったものの実体を 私がまるで知らない以上
自由意志を一概に否定するのは 短絡的であるかもしれない




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  1. 2010/12/20(月) 19:59:59|
  2. 由無事

どうでもいいけどさ


「どうでもいい     whatever」

この言葉  ある調査によれば アメリカ人が 最も不快に感ずる言葉  らしい

「どうでもいい」

私の好きな言葉の一つなんだけどね

ははは  アメリカに行けないね



確かに 自分にとって大切なことを どうでもいい とか言われたら 誰だって不快になるのだろう が

どうでもいい に敏感

ということは

どうでもよくない拘りが それだけ多い とも言えそうだ

自分の価値観への拘りが強い ということなのだろうか

嫌悪憎悪憤怒=自分の価値観が 死滅する時に生ずる感覚

そんな話を 読んだことがある

価値観への拘り

それは 不自由なのではなかろうか

価値観への固執が強いほど
嫌悪憎悪憤怒は 強くなるのではなかろうか

私は どうなんだろう

例えば ・・・

「あなた どうでもいいことばかり書いてますね」

「うん  ・・・そうだね」

どうでもいい と言われても そんなのは どうでもいいような気はする

何にしても どうでもいい のは 当たり前ではなかろうか

宇宙は 人間を中心に回っているわけでは ないし



・・・敢えて言えば
私は 拘らないことに 拘っているかもしれない

何にも拘りたくない と 思っている

そのためには 自分の拘りに 気づいていたい とも 思っている

まぁ どうでもいいや

価値観なんて 全部 捨てちまえ



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テーマ:雑記 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/12/19(日) 09:27:05|
  2. 由無事

政治家たちへ



より良き国を作ろうとする

その志は 大層ご立派なことだが

あんたらの その性格は

そのままで いいのかい?



朝の街角で 演説しているあんたは 

あんたについて

どのくらい 知っているのかな?


国会で 答弁している あんたは 

あんたの無意識を

何処まで 抉ってみたのかな?


お家に帰って 明日を考えるあんたは

あんたの 欲望と 願望と 希望の果てに

何があるのか 

考えてみたことは あるのかな?



いや あんたが それでいい

そのままでいいってんなら 

あんたには それがお似合いなんだろうが



あたしは あんたらの国には 

あんまり 住みたくないかもしれないな


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  1. 2010/12/18(土) 13:17:53|
  2. 由無事

最後には


わかってたんだ

最後は 黙り込むしかないって


すべての言葉を 後に

一人で 沈黙に 溶けて行くしかないって




理屈を捏ねれば 何もかもが終わってしまって

本当に突き詰めるならば
すべてを終わらせる方程式しか導き出せなくて

でも 生きるためには そんなの必要無くて
無駄で 邪魔で 

生き始めるためには そんなの絵空事で
遠い世界のおとぎ話で
別の宇宙の昔話で


生きるのに必要なのは 

打算心算の技術で
適応の技術で 世間常識で 
暇潰しの愛の賛美歌で
勇気づけられる人生の軍歌で
中途半端な主義主張で
あらゆる雑多な価値観で
自己同一化の確立で


そんなの 私に 詠えるわけもない




私が あなただったら
私に言うだろうね

「あなた 本当に 終わってるね」

で 私は 何て答えようか

・・・気のきいたセリフも浮かばないので

「うん」

とだけ 答えておきましょうか



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  1. 2010/12/12(日) 17:27:42|
  2. 由無事

小石を一つ  足してみようか    その苦しみに



越えられない試練は ない と あなたは 言うのですか?

神は 背負いきれぬ荷物を与えない 

そう あなたは言うのですか?


この 国だけで

毎年 何万人が 

自ら

死を選ぶのか


彼らや 彼女らは 喜びに満ちて 死を選んだわけじゃないでしょう?

試練なのか何なのかは知らないけれども

みんな 何やら 堪えられなかったのでしょう?

生きたくても 生きられなかった者が 殆どなのでしょう?


記憶 とか

他人 とか

不安 とか

自分 とか

絶望 とか

人間であること  とか

孤独 とか

存在していること   とか


いろいろ 堪えられなかったのでしょう?


それとも 越えられる峠を
彼らは あと少しで 諦めてしまっただけなのですか?

明けぬ夜のないことを
彼女らは 忘れてしまっていただけなのですか?


だとしても 結局 みんな 押し潰されてしまった

堪えられなかった



ヒトは 脆いよ

容易く 折れるよ


手折られる花みたいに

イノチは 脆いよ






・・・神が いるとしたら 笑っているのだ


ふむ  こいつ だいぶ ふらついてきたね

ちょいと 泥濘に誘導してやろうか

ダメかな?行けるかな?
あー やっぱり ダメだったか


おっ こいつは堪えてるな

んじゃ 小石を も一つ 足してみようか

その苦しみに



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  1. 2010/12/12(日) 16:09:51|
  2. 由無事

疑問で愚問か



ポジティブ
ネガティブ
ネガティブ
ポジティブ

前向き
後ろ向き

後ろ歩き
横歩き

君はどっちを向いている?

ネガティブ
ポジティブ
ポジティブ
ネガティブ

未来に執着
記憶に固執

俺はどっちを向いている?

振り返った先に 何がある?
見据えた未来に 何がある?

ポジティブ
ネガティブ
ポジティブ 
ネガティブ

未来を眺望
過去への憧憬

同じ世界を   見ているつもりで
足並み揃えて 何処へ行く?

一人   はぐれて
そんなに駆けて 何処へ行く?

どの道行こうと 足跡だらけ

ポジティブ
ネガティブ

ネガティブ



ネガティブ






俺は   今     何処にいるのかな?




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  1. 2010/12/11(土) 19:37:51|
  2. 由無事

未来志向


死を見ずに 

未来志向とか言うなよ


あんたの絶対不可避な未来は 

死  なのだから



死から目を背けて 

明日があるさ  なんて

死んでも言うなよ


それは 一歩 

死に 近づくことなのだから



死ぬということ

この あまりにも当たり前な 単なる事実





夢を語れ

愛を謳え

そして





死を思え




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  1. 2010/12/09(木) 23:04:38|
  2. 由無事

光は 射しているのか



いつでも 何処にでも
光は射している

そんな 気がした



受け取るか 否かは
あなたの自由だ

そう 書こうと思った





書けなかった


為す術もなく 深き淵に呑まれていく者たち


あの オオウミガラスたちに

光は射していたのか?


彼等の 深淵の最果てに光射す地は あったのか?
彼等が 光の中に 消えて行ったとでも 言うつもりなのか?
彼等自身が それを選んだとでも?

一体 どんな顔をすれば そんなことが 言えるのだろう

彼等は ただ 永久(トコシエ)の闇に無造作に呑み込まれ 噛み砕かれ
ただ 無惨な屍を晒しただけ なのではないのか?


わたしには わからないんだ


すべて  オオウミガラス として 表現できる者たちの苦痛が

無意味としか思えぬ この苦痛が

どうしても 吐き棄てることのできぬ この苦痛が


わたしには わからないんだ




もしも・・・神が いると言うなら  それでもいいだろう

優しくてもいい
厳かでもよかろう
いわゆる造物主としての神がいると言うのなら いても構わない

但し 覚えておいた方が いいだろう

その神の 正気を 誰も保証できないということを





・・・また 小さな声が 聞こえる

「それはすべて 同じことだ 」

「光も 闇も
    現世(ウツシヨ)も 彼岸の果ても」




・・・わたしには わからない



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テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/11/20(土) 09:48:54|
  2. 由無事

死期折々


寝言・・・ですよ?


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  1. 2010/11/13(土) 08:02:39|
  2. 由無事

個人的感想

いつもの事ですが どうでもいい話です

人様の詩というか ブログというか そういうものをどう読んでいるか

というような 雑感です


あんたの このブログは 何なのさ?

とか言われたら とりあえず 聞こえないふりをします

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テーマ:雑記 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/11/06(土) 19:46:34|
  2. 由無事

死生観



何でもないです
ちょっと書いてみただけ



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テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/31(日) 20:44:17|
  2. 由無事

戯言


すみません
自分でも 不確かなことを
もっともらしく 書きました



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テーマ:雑記 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/30(土) 12:48:51|
  2. 由無事

私の小さな世界について

クラクラと暗く
ネチネチと粘着するような世界

そんなことはないけれど
ないと思うけれど
ワケわからないと思う方が殆どのような気が・・・

わかる必要もないし
実際 デタラメかも知れません

少なくとも 社会的に生きていく上では 全く必要のない(むしろ邪魔な)

まー   よーするに

(社会的には 完全無欠に 絶対的に )どうでもいい話です



こんな世界を見ているから
私はどうにも この社会に馴染めないわけでw



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  1. 2010/10/22(金) 19:20:04|
  2. 由無事
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山での雑感(RE)

ここ暫くは山にも行っておりませぬが、
山にしても、詩にしても、
他の何にしても、
理屈なんぞないのでしょうなぁ…

ふらりふらりと、人それぞれの足跡残して。

雪山でね、何かの動物の足跡を見るコトがある。
人間の足跡が、一番、無様だな、と、思いましたね。

一番、いいな、と思ったのは、風ですね。風紋。

行動時間が12時間を越えて、くたびれ果てている時に、
風のように山々を巡って行けたらいいな、
などとバカなことを思った記憶があります。

まぁ、そこはそれ、人間ですからね。


逆立ちしても風にはなれませぬ故、

無様だろうと 何だろうと

人としての  足跡を 残すのでしょう

人それぞれの 思いを込めて


けれども  いずれ

どんな足跡も 


風が かき消していくことでしょう

すべて消えて

すべて忘れ去られるのでしょう


時に それは ひどく哀しく 寂しいことですが

時に それは ただ一つの 救いでもあります


そして

もしかすると  それは


本当は

とても 美しい ことなのかも しれません…




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  1. 2010/10/01(金) 20:47:18|
  2. 由無事
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足跡






俺の足跡は いつだって無様だ


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  1. 2010/09/27(月) 18:54:38|
  2. 由無事
  3. | コメント:3

否定的思考



絶望している限りは

まだ 夢を見ている

闇を見ている限りは

まだ 光を求めている


だから 俺は 絶望を認めない

夢を宿した 絶望を認めない


だから 俺は  闇を拒絶する

光を孕んだ 闇を拒絶する


もはや 再生の儀式は 要らぬ

裏腹な逃げ道を隠して忍び寄るモノたち

絶望よ  お前は希望の影だろう?

闇よ  光を光たらしめているのは  お前だろう?

だから 仮面をつけて うろつき回るのは 止めてくれないか

その二つの面を 曝け出すがいい

俺はもう お前たちを相手にしたくはないのだ


もはや  輪廻は要らぬ

明滅する絶望と希望

                   理不尽な 現実

繰り返される光と闇

                    不条理な 真実


要らぬ

俺には 要らぬ



俺には  この沈黙があれば  それでいい

例え それが 魂の 全き死を 指していたとしても



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  1. 2010/09/26(日) 19:36:39|
  2. 由無事
  3. | コメント:0

僕は


ネガティブ

マイナス

マイナス

ネガティブ

たまに

ニュートラル

たぶん そうなんだろう

自分じゃ そうは思ってないけれど

君の目には そう 映るんだろう

僕はただ 僕を生きてるだけで

他にはどうしようもできないだけで



他の生き方を知らないだけで


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  1. 2010/09/23(木) 19:50:43|
  2. 由無事
  3. | コメント:0

此処にいるのは

何もかもが存在証明できぬ世界の中で

「考えているわたしがいることだけは 確かなことだ」

と  言ったヒトがいたらしいのだけれども

わたしがいることは

わたしにしてみれば

わけのわからぬ 記憶の積み重ねが

わたしを名乗り  わたしと自称している

ただ それだけのことで

思考が 何なのか

考えているのは わたしなのか

わたしと言えるほどのわたしはいるのか

わたしにはわからなくて

わたしというものは 過去にしかいなくて

此処には

わからなくなっている わたし

という 記憶のような

過去のようなものが  漠然と あるばかりなのです



例えば 今 認識されたことは

すでに過去で  すでに記憶で

今此の瞬間に 

あなたの記憶とわたしの記憶を

総てすり替えたなら

あなたはわたしの記憶で

あなたの世界に飛び込んで

あなたはあなたのままだけれど

変わってしまった景色に驚くでしょう

わたしはあなたの記憶で

わたしの世界に放り出されて

わたしはわたしのままだけれど

見知らぬ世界に困惑するでしょう



いくら考えても  考えた瞬間に

全ては過去になるから

此の計り知れぬ喜怒哀楽も

認識された瞬間に

何もかもが記憶になるから

それをわたしだと幾ら主張したところで

声を枯らして叫んだところで

その絶叫自体が すでに過去の遺物で

記憶に木霊して記憶を補完するかもしれないが

此処にいるのは

相変わらずの 得体のしれぬ 何かであって

わたしなどと名乗れる代物ではないでしょう

えぇ 記憶や 過去といったモノの 集積体が

わたしと言うのです

わたしが  わたしは  わたしを  わたしの

五月蝿いほどに  言うのです

でも それは 本当は もう 全部  昔の話になってしまっていて

今 此処にいるのは  やっぱり

わたしという昔話に困惑している 何かで

いいえ  その困惑も もう わたしという 過去の属性に過ぎません



だから 此処にいるのは

名のつけられない 何かで

名をつけたなら それは過去で

名前は ただの記憶で

名前は 付けられる端から過去になるから

その無色透明な  

まるで存在感のない  確かな存在は

名付け得られぬままに

今を 漂います




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  1. 2010/09/12(日) 17:25:25|
  2. 由無事
  3. | コメント:2

善意と 偽善と



言行不一致なら偽善 

迎合されれば 善意

妬まれれば 偽善

思惑通りなら 善意

善意という 偽善

善意と評価されるなら 善意

善意と評価されたくて為せば 偽善

結果が良ければ 善意

裏目に出たら 偽善

無心で為されれば 善意

偽善と呼ばれるなら 偽善

心のままに従うなら 善意

善意を理由に為せば 偽善




善意というコトバが    偽善


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  1. 2010/08/27(金) 22:05:52|
  2. 由無事
  3. | コメント:0

あたしには何も言えなかった



死んだ者の心の内など 誰に分かるだろう

あぁ 頼むから 死者を一緒くたにしないでくれ

百億の死
千億の理由

あぁ 頼むから  死者をとやかく言わないでくれ

あんたは何かできたかもしれないし
何もできなかったかもしれない

あんたは分かっているかもしれないし
何も分かっちゃいないのかもしれない

でも残されたのは結果ばかりなんだ

あたしらには 黙って見送ることしか できないんだ



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  1. 2010/08/14(土) 21:08:41|
  2. 由無事
  3. | コメント:0

ただですら暑苦しいのに 頭の中が 五月蝿くて煩くてウルサくて 僕は絶叫する




「私という存在が かつて意味を持ったことが  あったろうか?」

「意味って  何?」

「目的に対する有用性」

「目的って  何?」

「欲するところのモノ」

「誰が欲しているの?」

「自分」

「意味って欲望の別称?」

「欲望の別称は目的   目的があるってコトは欲望があるってことだね    
意味があるというのは自分の欲望の役に立つってコトだね」

「・・・本当に?」

「何を言っているんだ? 意味があるってのは 楽しいってコトなんだよ    楽しくないってのが無意味なんだ
人生の意味とか宇宙の目的とか記述できるようなモノなど何もないよ」

「・・・そうなの?」

「存在に目的がないなら 間違いというモノは何処にもないな
目的がないなら 目的に反するコトもできないから
快不快   好悪   あるのはそんなんばっかだな」

「善悪は?」

「『道徳は便宜の異名である。“左側通行”と似たものである。』ってコトだろ?」

「善悪はアポステリオリ」

「アプリオリなのは?」

「存在?宇宙?それとも俺やおまえの認識?」

「それは全部同じコトだから その目的さえわかれば意味がわかる」

「記憶の最果ては忘却の彼方 
死の果てを見通すコトも出来ぬ
目的などわかろうはずもない」

「わかり得ぬコトと無いのは同義か?」

「あると思う  というのは  妄想」

「希望  とも  言う」

「なければならぬ理由が無い」

「アプリオリな目的を探し給え  
宇宙の・・・存在の 目的と意味を見つけ給え
きっと見つかるから  それが君の人生の目的だ」

「ウソつきめ」

「あんたにとっては 
あんたが楽しいか  楽しくないか
それだけなんじゃないのか?」



「あぁあぁあぁ いい加減に意味や目的から自由になりたい」

或る日 僕はそう思ったので
生きる意味や生きる目的を 
きれいさっぱり  捨ててみた

だいぶ楽になったので
これならもうしばらく
生きていけるかもしれないな  と
思いました


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  1. 2010/08/11(水) 19:35:16|
  2. 由無事
  3. | コメント:2

本来無一物


わたくしのモノが
わたくしのモノでなくなっていく度に
わたくしというモノは
希薄になっていくようでございました

わたくしというモノが
希薄になればなるほど
わたくしというモノは
楽になっていくようでございました


いいえ そうではございませぬ
手放すわけではありませぬ
捨てるわけでもありませぬ

ただ 意味や目的や 纏わりつく記憶に
わたくしが囚われなくなった時に
わたくしのモノは わたくしから独立するようで

わたくしという意識の領土は
削られて 消えていくようでありました


えぇ 肉体も最近になって 独立運動を始めたようでございます

此の肉体を構成する炭素原子も 
何億年だか何十億年だかの 輪廻の果てに
何の因果か わたくしのようなモノを構成する羽目になっただけでありますから
わたくしといたしましては 引き留める術を持ちませぬ


いずれ思考や記憶も独立していくことでありましょう

彼らが何処より湧き出づるのかすら
知る由もない わたくしといたしましては
やはり 引き留める術を持ちませぬ


いずれ わたくしは領土をすべて失い
元の わたくしに戻るのでございます


何もなかった わたくしに

誰でもなかった わたくしに



えぇ 宇宙の始まる以前の わたくしに





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  1. 2010/08/04(水) 22:21:08|
  2. 由無事
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あたしのモノは 何もない


あたしは何で できている?


あたしはあたしの食べたモノ

あたしはあたしの食べたイノチ

あたしはあたしの殺したイノチ


あたしのモノなど一つもない

借り物ばかりの此の身なら

何を拘ることやある?


あたしのモノなど 微塵も 無い

寄せ集められた此の身なら

いつ返そうとも

何を躊躇うことやある?


髪の先から足の爪先まで

あたしのモノなど 欠片も 無い




あたしは何で できている?


あたしはあたしの食べたモノ

あたしはあたしの食べたイノチ

あたしはあたしの殺したイノチ


あたしのモノなど何もない

なれば

あたしは一体 あたしの何に 

拘ることやある??






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  1. 2010/07/28(水) 18:40:58|
  2. 由無事
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おそらく私は

また 違和感を感じている

たぶん私は 

言葉を 全て吐き出して

吐き出し切って

戯言妄言空言虚言

何であれ 浮かぶものは全て

吐き出して


たぶん私に必要なのは 

沈黙かもしれない

完全に 心が 魂が 黙り込まなければ

この どうにもならない違和感は

消えないような 気がしている





テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/07/20(火) 22:32:47|
  2. 由無事
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