絵空言 2010年06月

絵空言




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理由

あなたに読んでほしくて
あたしは詩を書く

あなたがいつか
これを目にする日が来ると信じて
あたしは詩を書く


たとえあなたが
これを目にしたときに
あたしだと気づかなくてもいい


これを唾棄すべきものと
踏み躙ってくれてもいい

認めてくれなくていい
忘れてくれていい


ただ あなたの意識の裾が
あたしに触れてくれればいい

ただ あなたの記憶の片隅に
一瞬でもあたしが触れてくれればいい

それだけであたしには十分なんだ


その日のために あたしは詩を書く
あたしの詩は すべてその日のためのもの

 
あなたのために あたしは詩を書く
あたしの詩は すべてあなたのためのもの


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テーマ:恋愛詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/01(火) 18:16:33|
  2. 詩のやうな
  3. | コメント:0

自分に言ってみる

生きるだとか 死ぬだとか 
なんだかめんどうくさい話をまだしてるのかい

意味がねぇとか 嘘だとか 
なんだかうるさい論議を
飽きもせずによくまぁ続くもんだ

生まれちまったんだから 
黙って生きてりゃ いいじゃねぇか
あんまり贅沢言いなさるな

答えのない問いを一体いつまで問い続けるのさ
あんまり細かいコトに拘りなさるな
幸か不幸か まだ生きているなら 
ただ 生きてるだけでいいじゃねぇか

あんまりあたふた慌てなさるな
そのうち地球も宇宙も消えちまう
大したコトなど何もない
今は ボンヤリ生きてりゃいいじゃねぇか


だから 

すこしでも躊躇っているなら

わざわざ死ぬこたねぇだろうに





もちろん



無理して



わざわざ生きる必要も



ないわけだが







テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/02(水) 19:46:32|
  2. 由無事
  3. | コメント:0

迷い道

僕は何処で道を間違えたのか

北へ南へ 僕の進路は定まらない

八十三歩目の交差点か

八十九歩目の三叉路か

誰が置いたか この標識を

どれを信ずる どの標識を



僕は何処で躓いたのか

東へ西へ 僕の足取りは定まらない

九十七歩目の坂道か

百一歩目の畦道か

誰が置いたか この石を

何故に躓く この石に



迷い迷いて途方に暮れる

見上げる空は 朱鷺色に

風は冷たく 終わりを告げる




テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/03(木) 18:41:20|
  2. 空言
  3. | コメント:0

くだものとおさかな

ゆうごはんのじかんです
おとうさんがいろんなおはなしをしてくれます

たべられるためにあるのは くだものだけなんだよ と おとうさんがいいました
でもおかあさんが おさかなをやいてくれました
このおさかなは どこでしんだのかな
このおさかなにも おかあさんはいたのかな
なんだかたべづらいので たべたくないといったら
おかあさんは さかなもたべないとびょうきになる といいます
くだものだけたべて いきていけたらいいのにな
それだけでいきていけるひともいる と おとうさんがいうと
ばかなこといってないではやくたべなさい と おかあさんがいいます
おとうさんはぼくをちょっとみてから
かたをすくめて おさかなをたべます
ぼくもちょっとかたをすくめてから おさかなをたべました
おしょうゆをかけて たべました
おさかなはおいしかったので
くだものだけたべていきるのは やっぱりなんだか ぼくにはむりみたいだ
たべられるためじゃないおさかなをたべなきゃいけないということは
ぼくはいきてていいのかな
ぼくがそういうとおとうさんとおかあさんは
もちろんよあたりまえじゃないか といいました
さかなをたべるのはしかたのないことなんだよ と おとうさんがいいました
ぼくのおでこをなでながら いいました







きょうもおさかなのかんづめをたべました
かんきりをつかわないとあけられないかんは あけるのがめんどうです
でもおとうさんがおしえてくれたのでだいじょうぶ
おとうさんもおかあさんも いなくなっちゃったけど
おじさんもおばさんも みんないなくなっちゃったけど
どこへいったのかな
もうあえないのかな
ずっとずぅーっと あえないのかな
しかたのないことなのかな
おかあさんがいなくなったときに
おとこのこだろなくんじゃない と おとうさんがいったので
ぼくはなかないけれど
なみだとはなみずが ときどきとまらないんだ
しかたのないことなのかな

いつもくだもののかんづめをさがしてたべます
でもびょうきになるから おさかなのかんづめもたべます
  1. 2010/06/05(土) 09:16:01|
  2. お話
  3. | コメント:0

何だったっけ?

僕は何だったっけ
人のフリをし始めたのはいつだったっけ
なんで人のフリなんかしてるんだったっけ
なんかたくさん忘れちまった

人のフリも だいぶうまくなって
まるで人みたいに暮らしてるつもりだけれど
まったくの人みたいに
働いて話して笑ってるつもりだけれど

僕は人だったんだっけ 
人でよかったんだっけ


僕は

 人のままで


 いいんだったっけ





テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/06(日) 04:56:30|
  2. 空言
  3. | コメント:0

でく

みんなてくてくあるいてく
そろっててくてくあるいてく

でくのぼう
ひとりまぎれてあるいてく
みんなのあとをついていく

でくのぼう
てくてくあるいてつまづいた
ちいさないしに つまづいた

でくのぼう
てくてくあるいてたおれたら
じぶんひとりじゃたてません

でくのぼう
みんなをみあげておもいます
だれかおこしてくれないか?
だれかきづいてくれないか?

みんなてくてくあるいてく
だれもおこしてくれません
だれもきづいてくれません

でくのぼう
ひとりでじめんにころがって
ひとりでそらをながめてる


テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/06(日) 13:02:13|
  2. 空言
  3. | コメント:0

勝手な あたし

これを書くのはあたしの勝手
これを読むのはあんたの勝手
みんな勝手に生きている

何を言うかはあたしの勝手
どう思うかはあんたの勝手
勝手でいいのさ 何もかも

勝手 勝手 勝手
バカでいるのはあたしの勝手
勝手だけれど自由じゃない

あたしはあたしに囚われている あたしの記憶に
あんたはあんたで束縛されてる あんたの世界に

でも それでいいのさ 
ほかにはどうしょもないからね

自由なんて 絵空事
独りになるのはあたしの勝手



テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/08(火) 19:34:33|
  2. 空言
  3. | コメント:0

日射病

俺はジリジリと乾涸びてゆく

焼け爛れたアスファルトの上で
照りつける日差しの下で

何の後悔もなく 
カケラほどの 自己満足もなく



俺はジワジワと滅びていく

行き場のない檻の中で
行き交う人々の輪の外で

誰の役にも立たず
存在すら 誰にも気づかれずに


テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/09(水) 17:58:04|
  2. 空言
  3. | コメント:0

僕たちは戦争を始めた

僕たちは戦争を始めた
始まりはいつだって曖昧で
理由を探せばキリがない

僕たちは戦争を始めた
始まりはいつだって誰かが望んだから
他人の迷惑などお構いなしに

やむを得ないんだ誰も望んでないんだとウソを吐き
守るために正義のためにとウソを吐き

すべてを理想のために捧げる狂人たち


僕たちは戦争を始めた まるで当たり前かのように

繰り返される美辞麗句と罵詈雑言
一掃されたのは何だろう?

ラジオの声は冷静だった
…テストではありません ただちに屋内へ避難してください 
30秒以内に都心を中心とする半径…
そこで途切れた

光と轟音 
そして渾沌が始まった  

支配された意思を 
操られた感情を
人々は自分の意思だと思った 自分の感情だと思った

僕たちは戦争を始めた 坂道を転がり落ちるように

疾駆する狂気
暴走する本能
繰り返される殺戮と凌辱
駆逐されたのは何だろう?

報道管制  殲滅  制空権  地上戦   
損害は 負傷者は 死者は?
連鎖する報復  占領者たち 
炎上し潰滅する都市
裏切られた予測  消耗戦   
剥き出しの欲望  暴徒たち 
訪れる飢餓  汚染地域 
海没する都市 

僕たちは戦争を始めた 世界は元には戻らない

取り残された幾らかの人々は
かつての自分たちが
夢のような世界に住んでいたことを知った
一つの時代の終わりを知った
彼等は失ったモノの大きさを嘆き悲しみながら
地上を彷徨した
新しい世界を築くために

忘れ去られた僅かの人々にとっては 何も変わらなかった
世界は相変わらず
不可解なままだった
彼等にしてみれば
光り輝く摩天楼も 放射能塗れの廃墟も
何処までいっても どちらにしても 
ただ単に認識されただけの事象に終始し
ただ単にそれだけのモノでしかなかった
彼等自身の生死ですらも

 
僕たちは戦争を始めた まるでそれが避けられなかったかのように

荒廃する都市と精神
一掃されたのは 夢
駆逐されたのは 希望

僕たちは 僕たちを拒絶した
地球は  僕たちを拒絶した


終焉と沈黙





僕たちは戦争を始めた 


そして 


世界は 静かになった





テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/10(木) 19:05:27|
  2. 空言
  3. | コメント:0

あなたのせいなわけもない

恋の詩(ウタ)を歌えない
そんなに老いた つもりもないけど

心トキメクことがない
別に怯えるつもりもない
傷つくのにはなれました


愛の歌を謳えない
そんなに生きた つもりもないけど

頬の染まることがない
別に怖がるつもりもない
傷つけるのは諦めました


あなたのことなどとうの昔に忘れたわ
私が壊れたわけもない

あなたの顔すら忘れたわ
私が抜け殻になったはずもない


歌えないのは季節のせい
謳えないのは揺れてきらめく木洩れ日のせい

あなたのせいなわけもない




テーマ:恋愛詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/12(土) 08:46:51|
  2. 詩のやうな
  3. | コメント:0

破綻する思考回路

考えて考えて考えた
海の底から月の裏まで

考えて考えて考えた
自我の深みと至高の存在を


考えて考えて考えた
地核の奥から宇宙の果てまで

考えて考えて考えた
意識の成り立ちと魂の行く末を


考えて考えて考えた

考えた

考えた…


…考えて
 
無駄を知ったのと

力尽きたのは

どちらが先だったろう





テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/13(日) 19:06:58|
  2. 空言
  3. | コメント:0

あなたの夢を見ない

夢にはどうでもいい人ばかりが出てきて

どうでもいいことばかりして

私もどうでもいいよなことを言い

あなたがいないことにすら気付かない


夢の中からも

あなたはいなくなってしまったのだね


テーマ:恋愛詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/14(月) 17:58:22|
  2. 詩のやうな
  3. | コメント:0

さようなら

絶対なんて 信じちゃいけない
書きかけの詩を残して 君は何処かへ行ってしまった
君が笑っていた日が夢のよう

言葉なんて 信じちゃいけない
あの日の言葉は嘘ですか
あの日の言葉はあの日だけのものですか
サヨナラの一言で君はすべてを片づけてしまった

荷造りする君の周りで 僕はウロウロするばかり
振り返らずに出て行く君を 僕はオロオロ見守るばかり
小雨降る中 君は何処かへ行ってしまった
夢を追って 遠い国へ行ってしまった


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テーマ:恋愛詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/15(火) 07:31:15|
  2. 詩のやうな
  3. | コメント:0

ヒマだったので

ある日私は計算してみた

私の残余寿命を

精緻な計算と厳密な論理によって


程なく私の寿命は導き出された

まず間違いなかろう


思っていたほど長くはなかった

 少し ほっとした

何もできないほど短くもなかった

 少し 苛ついた


さて何をしよう
何処へ行こう

検索してみた

  頭の中を
              心の中を
                                  記憶の中を

  何もなかった

   少し ぼんやりした



なんかこれじゃあ
もう死んでるみたいだな


   少し 笑ってみた





テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/15(火) 20:20:38|
  2. 空言
  3. | コメント:0

儚きモノへ

ほら 見てよ
僕たちはすごいんだぞ
川を堰き止め森を切り開く
海を埋め立て大地を切り裂く
僕たちはすごいんだぞ
何百メートルもある建物を造れる
何マイルも海を渡っていける 空を越えて行ける
僕たちはすごいんだぞ
岩の中から必要な元素だけを取り出せる
海の底からだって石油を吸い上げる
それがあれば何だって出来る



森の木々が苦笑した
街路樹は冷ややかに沈黙した
叢の虫たちが憫笑した
都会の鴉はちょっと困った顔をした



僕たちはすごいんだぞ
原子の世界も見れるし
宇宙の彼方も見れる
星の軌道も電子の軌道も計算できる
見てよ この素晴らしい原子力発電所
この美しい化学工場
まったくもって僕たちは完璧じゃないか
完全無欠じゃないか
月にまで行ったんだぜ
衛星軌道に基地まであるんだぜ



鳥たちが囁いた

「知らないのだね」
「生きることを」
「他愛ないね」


魚たちが呟いた

「そうだね」
「人間たちは知らないのだね」
「イノチを知らない」
「そうそう」
「知るということを知らない」
「生を知るとは “これ”を生きることだと 知らない」
「何も知らない」


道端の草花が頷いた

「何も知らずに生まれて死んで」
「無邪気なものだね」
「“これ”を知らないから “これ”を生きられない」
「知らないことすら知らないままに」
「儚いね 哀しいね」



ほら   見て見てこの携帯端末   これを支える情報通信システムを考えてごらん
ほら 見てよこの薄いパソコン この大きな飛行機 この途切れない物流システム
ほら この金融システム  僕たちの頭の良さがわかるだろう?
いいかい?僕たちには何だって出来ちゃうんだ
やろうと思えば世界を焼き尽くすことだってね
ほら 見てよ ちゃんと見てよ すごいんだから
この赤外線画像追尾式ミサイル フレアにも誤魔化されない
この自動小銃 ちょっとやそっとゴミが入ってもジャムらない
ねぇ 見てったら 目をそらさないで見てちょうだい
ほらほら この大陸間弾道ミサイル 核弾頭を十個も搭載できるんだよ  こっちの巡航ミサイルは自分で地形を判断して飛ぶんだよ  勿論戦術核搭載可能だ
どうだい?やっぱり僕たちはすごいだろう?



水底(ミナソコ)で珊瑚が囁く

「淋しいね 虚しいね」


風に飛ばされて蜘蛛の子が呟く

「たぶん 人間たちは気づかないだろうな
 土が死んで 風が死んで 山も海もすべてが死んでも」


石の裏側で蛞蝓(ナメクジ)が頷く

「自分たちが死に始めるまでは」




テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/16(水) 21:11:54|
  2. 空言
  3. | コメント:0

それもまた新しい世界ではある

最近何か変だなおかしいな
世界がぼんやり霞んでる
力が湧かないヤル気が出ない
意思が崩れる思考が散る
立ち上がれば眩暈がする

どうもダメだな
何をやってもうまくいかない
何度やってもうまくいかない
前はうまくいったんだけどな
何とかかんとか誤魔化せたけど
今回ばかりはうまくいかない
どうにもうまく建て直せない あたしの世界

「土台が腐ってるからね
性根が腐っちまったからね」

あたしの精神?
そうかそういうことか
もう何をどうやっても無理だったのか
あたしの神経は黒ずんでグズグズに崩れて
小さな小さな虫たちの餌になってしまったわけだ
そうかそういうことか
道理で建て直せないわけだ
あの居心地のいいもっともらしい小さな風景は
永遠に無くなっちまったわけだ



剥き出しの宇宙に直面し
あたしは無様にうろたえる





テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/17(木) 20:55:40|
  2. 空言
  3. | コメント:0

秋風




絶望色に
 
晴れた空の下

風は秋の気配を忍ばせ

君との想い出を掻き乱す







テーマ:恋愛詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/20(日) 13:15:09|
  2. 詩のやうな
  3. | コメント:0

お前は まだ 死ねない

人間にすらなれない お前には

人間ですらなくなることは 無理だ

まずは人間に ならなければ ね



人間から堕ちるためには

人間として生き切らなければ  ね


人間から逃げ続ける限りは

お前はまだ
           絶対に 
                         闇には届かないよ





        ましてや 光に



                                届く


                                        筈もない






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テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/21(月) 18:04:03|
  2. 空言
  3. | コメント:0

北回帰線にて

夏至を過ぎて

    太陽は  また 

南へと 戻り始める

     元来た道を 辿り直して



初めて 地軸の傾いた日から

    何万年だか

         何億年だか   

               知らないが

イキモノたちが 蠢き始め

     ざわつき始めるのを
 
            眺めながら


何万回だか

      何億回だか

            知らないが

同じ道を
          繰り返し   
                     繰り返し










 飽きもせずに





テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/22(火) 18:45:57|
  2. 空言
  3. | コメント:0

わからないこと


ほら こおろぎ
こおろぎ こおろぎ 
つやつやぴかぴか くろいほうせきみたい

あたしはうれしくっておかあさんにみせてあげた
「そんなモノ早くおもてに捨ててきなさい」
そんなもの?すてる?
あたしはおもわずことばにつまってしまう
「女の子なんだからそんなモノ捕まえてこないで」
おかあさんはまたこわいかおをする
「女の子なんだから少しはおとなしくしてなさい」
おんなのこおんなのこ
またはじまった

「女の子なんだから髪をとかしなさい」
「女の子なんだから乱暴しちゃだめでしょ」
おんなのこなんだから
おんなのこ
おんなのこおんなのこおんな
うるさいなーもー
あたしはわざとあしおとをたててかいだんをかけあがる

おんなのこ
おとこのこ
どうでもいいじゃんか
おとこのこ
おんなのこ
ちがいはなんかあるのかな
そりゃかたちはちがうけどね

おんなはよわい?よわいおとこもたくさんいるよ
おんなはやさしい?やさしいおとこも・・・たぶんいるとおもうよ

わからないからがっこのせんせにきいてみた
せんせはめずらしくまじめなかおしてあたしにいった
それはイメージなんだと
しゃかいやじだいがきめるんだと
「先生はそう思ってるけどね」
せんせはさいごにぽつりといった
「他の人はまた別のことを言うかもしれない」
でもそんなのあたしにかんけいないや

だからあたしはきめないことにした
おとこでもおんなでもそんなのどうでもいいや


今でもあたしはあの頃のままだ
最近あたしの周りで よく聞くのは・・・ 「女は嫉妬深い」
いやいやいや 男性諸氏もなかなかに嫉妬深いですから(笑)



テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/24(木) 18:36:12|
  2. 空言
  3. | コメント:0

読み方の注意事項

軽く読み流してください

これらの文字列を 間違っても 詩だ などと思わないでください
間違っても 正座して 背筋を伸ばして 読まないでください
間違っても 眼を血走らせて 眉間にしわを寄せて 読まないでください

書き手の事情と読み手の事情は まるで まったく 違いますから

例えばあたしは 鼻をほじりながら 呟きます 
「イノチは哀しい」
鼻毛を抜きながら ペンを走らせます
「この鼻毛は太くて短い」じゃない「人生 太く短く生きようぜ」
例えばあたしは考えます(この季節限定コアラのマーチ 電子レンジで温めると超うまいな)
そして書きます
「ヒトは どうして 苦しめ合うのだろう?」

どうですか?
真面目に読む価値 ないでしょう?


つまりこういうことです

あたしのくだらない冗談を あんたは 真剣に読むかもしれない
で あんたは言うかもしれない
    これ 論理的整合性に欠けてますが?
怖い顔して言うかもしれない 
    結局 あなたの真意は何処にあるのですか?
あたしは思うよ それ 冗談だから 
真に受けないでよ 深い意味 ないから
でも あんたに伝える気はないけれど
あんたも聞く耳ないけれど

あたしの血のようなコトバを あんたは 鼻で嗤うかもしれない
    これ 真面目に書いてませんよね? 
あんたは 言うかもしれない
    全部冗談ですよね?
あんたは ニコニコしながら言うかもしれない
あたしもニコニコしながら言うよ
               うん 冗談だよ 端っこから隅っこまで全部冗談だよ
いいよ 別に あたしは 冗談だから
あんたがあたしを冗談にしても
いいよ 別に あたしの存在が 冗談だから
全然気にしない
ホントに平気
何ともないよ

あるいは こう言うかもしれない 
奇抜な詩ですね面白い詩ですね下手糞な詩ですね
違うよ全然全く鼻毛の先まで違ってるよそうじゃないよ
褒めても貶してもそんなのはまるっきりの見当違い
技巧や評価なんて あたしにはどうでもいいんだよ
まるで まったく 興味ないんだよ
いや そりゃ ま あんたの勝手だけどね
そんなつもりで書いてるんじゃないんだよ
でも あんたに伝える気はないけれど
あんたも聞く耳ないけれど

あたしは疲れたので もういいや
そうあんた 間違ってないよ
はいはい あんたの言うとおり
真意の所在は不明確
空っぽの 面白くも何ともない ただの 文字列
じゃない 詩  これ 詩だよ
ときどき たまに ちょっと面白い雰囲気のする 暇つぶし


まぁ そういうわけで

聞き手と語り手は その言霊を 共有するかに見えて
 
  まぁ そういうことも
    あることはあるのだけれども
          なくはないのだけれども

語り手と聞き手は まるでまったく 別な世界に遊んでいることも
わりとよくある話ですから

だから これは 

軽く軽く読み流してください
何処までも軽く 読み捨ててください


初めっから最後まで 鼻歌交じりで 流し読みして 







そして全部 忘れてください






テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/25(金) 18:14:58|
  2. 説明
  3. | コメント:0

不可逆的過程

夏の盛りも とうに過ぎた 十三日

週も終わりに近い 金曜日

あとは暮れるばかりの 真っ昼間

回り始めた 歯車は

少しづつ  少しづつ

狂い始め

数を増やしながら

狂い続け

誰もそれに 気づくコトなく

歯車に それを  自分で 直せる筈もなく

狂い続け 狂い続け 狂い続け

いまとなっては それはもう

元の姿形を 留めては いない



テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/26(土) 08:43:45|
  2. 空言
  3. | コメント:0

成人式


俺 今日からオトナ
スーツでビシッとキメてみた
俺 今日からオトナ
ちょっとやそっとじゃ怒らねぇ
オトナな対応してやるよ
将来なんて楽勝さ
卒論だってきっちり決めるぜ
就活だって問題ねぇ
未来なんてちょろいもんさ
働いて 結婚して たまには旅でもしてみよう
人生なんて朝飯前
したいことだけすればいい
そんなわけにもいくまいが
したいことすら忘れなきゃ
人生なんて楽勝さ

したいこと

・・・・・したいこと?

したいのは・・・何だっけ
俺がホントにしたいのは
えーっと 何だったんだか思い出せねぇな
とにかく働きゃいいのかね

働く?なんで?イミわかんねぇ
働きたい?
あんまり興味もないが
生きるため?なんで?
イミわかんねぇ  生きるイミわかんねぇ
生きたい?
いや 別に  よくよく思えば なんだかどうでもいいが
  どっちかつうと 
・・・いや何でもない  なんでもねぇっての
したいこと?ないよ 何にも 
頭ん中はスッカラカン

あー 俺 ダメだ オトナになれねぇ

生まれちまったのは仕方ねぇ
でも 今 なんで生きてる?
認識された世界は何なんだ?
認識しているのは何なんだ?
なんで世界はこうなんだ?

俺 やっぱダメだ 
俺には無理だ オトナになれねぇ
なぜなぜ坊やは オトナになれねぇ

俺のゲシュタルトは崩壊した



演壇の上では誰かが何か話してる
俺の知らない言語で話してる
俺に理解出来る筈もない

みんな晴れ着ではしゃいでる
俺は一人で蒼ざめる
みんな笑顔で記念写真
俺は一人で凍りつく

流れる冷や汗拭えもせずに
俺は一人で立ち竦む


俺は   一人で



テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/27(日) 05:07:14|
  2. 空言
  3. | コメント:0

消えない記憶


思い続けていれば いつかまた会えるとでもいうのですか
道行く人に あなたの面影を探しています
 
いいえ 本当は会いたくなどないのです 
いったいどんな顔をして あなたに会えるというのですか 
あなたは未熟なわたしを知っているでしょう?
あなたはわたしを見知らぬ他人を見る目で見るでしょう?
いったいわたしはあなたに何を語ればいいのですか
 
ええ わたしはあなたに会うのが恐ろしい
もう 会えない 会えるはずがない 
そう自分に言い聞かせて
それでも懐かしいあなたのまなざしを 人込みの中に探しながら 
今日もまた会社に行きました
 
電車の車掌さんはあなたによく似た人でした
思わずあなたの名を口にしそうになった自分に驚き
そしてあなたが懐かしくて また泣きそうになりました




テーマ:恋愛詩 - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/28(月) 18:39:57|
  2. 詩のやうな
  3. | コメント:0

杞憂


わけのわからない化学物質とか放射能とか
ありとあらゆるもので地球が塗りたくられて

ヒトもイルカも住めなくなって
誰も泳げなくなって
チョウもトリも住めなくなって
誰も飛べなくなって

この星に住んでいるのが
小さな小さな菌類だけになっても


大丈夫 心配いらないよ









それが他の星に伝染することはないから



テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/29(火) 07:02:37|
  2. 空言
  3. | コメント:0

蒸し暑い午後には

僕の心臓に 穴があいて 

コトバが 流れ出した

流れ出たコトバは 

薄汚れたノートの上に

ボトボト ボタボタ  零れ落ち

のたうち回り 跳ねまわり

自らの居場所を探す

僕はぼんやり 

それを眺めている

窓の外には 

脳灰色の空が 広がっている

雨はまだ   降り始めてはいない


テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/06/30(水) 20:39:28|
  2. 日記
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