絵空言




コトバについて

コトバはヒトを動かし 国を動かすだろう
コトバはヒトを救いもするし 殺しもするだろう

けれども最後の最後で 
コトバは無力だと 私は思っている



全てをコトバにできるわけもなく
全てをコトバで伝えねばならぬわけもなく

ただ 聞くこと 傍らにいること
ただ 沈黙を分かち合うこと

ただ それしかできない日もあるだろう
他には何もできない日もあるだろう

だからと言って 何も為されていないわけではなく
何も伝わっていないわけでもなく

ただ 目に見えて耳に聞こえるモノが
全てではない と いうこと



だから私は 最後の最後で
コトバは無力だと 思っている

コトバにならない
コトバが無駄な
コトバが邪魔な

そういう時は確かにあると
私は思う




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  1. 2010/08/01(日) 06:30:10|
  2. 説明
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海に 背を向けて

その川の 海に繋がる辺りに寝そべって

僕はボンヤリ 薄紅の空を 眺めている


風は 潮のにおいよりも むしろ

ドブ川の臭いを 運んできてはいたけれど

町工場の 幽かな音が 心地よくて

僕はしばらく 夕日を 眺めている


蝙蝠たちが 少しづつ

僕の後ろから 暗がりを 運んできている

振り返れば 薄暮に沈む海が 見えるだろう




振り返れば

僕の後には いつも 海が 広がっている

何処までも 静かに  広がっている

深く  虚ろな 海が





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  1. 2010/08/01(日) 08:46:53|
  2. 日記
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愛してる

愛してる
みんな愛してるよ
でも僕には何も無いから
何もできないんだ

みんな幸せになるといいね
みんな心置き無く笑えるようになるといいね

僕には何も無いから
ただ見ているしか
ただ祈るしか
そんなことくらいしかでき無いけど
もう 何もでき無いのと同じなんだけど

でも愛してるよ
みんな 愛してるよ…


0150801


  1. 2010/08/01(日) 20:10:57|
  2. 戯言

散歩


雨が降ってきたので 

私は 散歩に出かけた


傘を差して 

ゆっくり ぼんやり 歩いていく

まるで  立ち止まりそうなほどに

ゆっくり ぼんやり    歩いていく


子供が ゆっくり歩く私を 不思議そうに見上げて

傘も差さずに 駆け抜けてゆく



散歩は 好きだね ぼんやり歩けるから  

雨の日は 好きだね ゆっくり歩けるから 



死人のように




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  1. 2010/08/02(月) 18:56:51|
  2. 日記
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君のために創った詩(ウタ)は

君の目に触れることなく

夏の陽射しに溶けていく

記憶の底に 消えていく


君のために歌った詩は

君の耳に届くことなく

蝉たちの声に溶けていく

微かな余韻ばかりを残して 消えていく



僕の 何も  君には  届かなかった

「腐って死んでしまえ」

僕は  少し   僕を  呪った



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  1. 2010/08/03(火) 19:10:55|
  2. 詩のやうな
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ただ 沈黙を



青い星を見上げて
何を謳おう?

イノチ溢れる 星を見上げて
何を語ろう?

言葉は  無粋だ
言葉は  要らぬ

沈黙をもって静寂を謳う
静寂をもって万象を語る

他には何も要らぬ

例えば 風

風に 何を足す?
深夜の雪山を渡る風に
何の言葉が必要だろう?
何を謳う必要があろう?

例えば 波

波に 何を加える?
白く泡立ち 押し寄せる波に
何の言葉が必要だろう?
何を語る必要があろう?

あらゆる言葉は 蛇足と化し
あなたは立ち竦むだけ


此の星を見上げて 何を謳おう?

ただ 沈黙をもって静寂を謳え

ただ 静寂をもって万物を祝え


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  1. 2010/08/04(水) 12:20:48|
  2. 空言
  3. | コメント:0

本来無一物


わたくしのモノが
わたくしのモノでなくなっていく度に
わたくしというモノは
希薄になっていくようでございました

わたくしというモノが
希薄になればなるほど
わたくしというモノは
楽になっていくようでございました


いいえ そうではございませぬ
手放すわけではありませぬ
捨てるわけでもありませぬ

ただ 意味や目的や 纏わりつく記憶に
わたくしが囚われなくなった時に
わたくしのモノは わたくしから独立するようで

わたくしという意識の領土は
削られて 消えていくようでありました


えぇ 肉体も最近になって 独立運動を始めたようでございます

此の肉体を構成する炭素原子も 
何億年だか何十億年だかの 輪廻の果てに
何の因果か わたくしのようなモノを構成する羽目になっただけでありますから
わたくしといたしましては 引き留める術を持ちませぬ


いずれ思考や記憶も独立していくことでありましょう

彼らが何処より湧き出づるのかすら
知る由もない わたくしといたしましては
やはり 引き留める術を持ちませぬ


いずれ わたくしは領土をすべて失い
元の わたくしに戻るのでございます


何もなかった わたくしに

誰でもなかった わたくしに



えぇ 宇宙の始まる以前の わたくしに





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  1. 2010/08/04(水) 22:21:08|
  2. 由無事
  3. | コメント:0

あの日



空に血を  流してみようか

血は  雲を染め
空に薄まって

ちょうどあの日の
夕空のように  なるだろう

日輪は
赤く紅く赤く
やがて
赤黒く  染まっていくだろう

あの日のように
すぐに闇は訪れ
すべては深紫の闇に沈み

そして

朝は
何もかも  忘れ切ったかのように
来るのだろう



絶望色の

蒼に 満ちて




あの日と同じに





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  1. 2010/08/06(金) 03:35:57|
  2. 空言
  3. | コメント:2

TAROT



「死神」と 目が合ったのが始まりだった

俺は「塔」を打ち壊し 閉じ込められていた「悪魔」を解き放した

「星」と「太陽」は消え失せて

ただ 「月」はイノチを反射して輝けども

失われた「世界」は戻りはしない

「運命の輪」を止める術を知るのは「隠者」か「魔術師」か?

あぁ 俺は「節制」を知らず 「正義」を知らず

「力」のために 「戦車」を駆った

「恋人」たちは 眉をひそめ

「皇帝」に直訴する

「女帝」は優しく

「法皇」は厳かに

そして「女教皇」は冷徹に 

誰もが同じ「審判」を下し

俺は「吊るされた男」になり果てた

「愚者」が笑った 



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  1. 2010/08/07(土) 09:02:07|
  2. 空言
  3. | コメント:0

ひとつ  ひとつ   ぜんぶ




夢 ひとつ 捨てて
また ひとつ 自由になる

後悔 ひとつ 拾って
俺 ひとつ 苦くなる

希望 ひとつ 手放して
明日 ひとつ 軽くなる

絶望 ぜんぶ 受け入れて
世界   ぜんぶ   吹っ飛ぶ




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  1. 2010/08/08(日) 22:30:47|
  2. 空言
  3. | コメント:1

返信


どっか~~~ん!!

壊れた世界の果てで

僕は地団駄踏んで   駄々をこねてみた

「新しい世界が欲しいんだよぅ」

でも  何も変わらなかったので

絶叫してから  宇宙に飛び込んだ



礫のように 星の海を 落ちて行く

何処までも

何処までも

何処までも

いつまでも

永遠も無限も 小さなオモチャに思えてくるほどに




僕は 吹っ飛んでしまった世界を

少し 懐かしく 思った




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  1. 2010/08/10(火) 20:08:21|
  2. 空言
  3. | コメント:0

没落しよう そうしよう


遥かな土地に
置き去りにされた魂
一つ一つ拾い集めて
僕は一人 クツクツ笑う
みんな落としたことにすら気がつかない


見知らぬ土地で
死にかけた魂
一つ一つ袋に投げ入れ
僕は一人 アハハと笑う
みんな要らないんだ じゃあ僕が貰おう


さてさて僕は
てくてく歩いて 天国の入り口
門番たちは言い値で買ってくれない
まるで相手にしてくれない
でもね
二束三文じゃ売りたかないね

さてさて僕は
さくさく歩いて 地獄の入り口
鬼と悪魔は相談し
二人してニヤニヤしている

「君の言い値で買うよ」

声をそろえるな 気色悪い
でもまぁいいさ
僕はさっさと売り渡す

「さぁ 君は何が欲しい?」

「僕にも 僕の魂を くださいな」

鬼と悪魔は顔を見合わせる

「僕はエデンを出たいんだ」

鬼と悪魔はニヤニヤしながら僕に魂を入れた


僕は 僕になって   没落した



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  1. 2010/08/10(火) 20:20:30|
  2. 空言
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ただですら暑苦しいのに 頭の中が 五月蝿くて煩くてウルサくて 僕は絶叫する




「私という存在が かつて意味を持ったことが  あったろうか?」

「意味って  何?」

「目的に対する有用性」

「目的って  何?」

「欲するところのモノ」

「誰が欲しているの?」

「自分」

「意味って欲望の別称?」

「欲望の別称は目的   目的があるってコトは欲望があるってことだね    
意味があるというのは自分の欲望の役に立つってコトだね」

「・・・本当に?」

「何を言っているんだ? 意味があるってのは 楽しいってコトなんだよ    楽しくないってのが無意味なんだ
人生の意味とか宇宙の目的とか記述できるようなモノなど何もないよ」

「・・・そうなの?」

「存在に目的がないなら 間違いというモノは何処にもないな
目的がないなら 目的に反するコトもできないから
快不快   好悪   あるのはそんなんばっかだな」

「善悪は?」

「『道徳は便宜の異名である。“左側通行”と似たものである。』ってコトだろ?」

「善悪はアポステリオリ」

「アプリオリなのは?」

「存在?宇宙?それとも俺やおまえの認識?」

「それは全部同じコトだから その目的さえわかれば意味がわかる」

「記憶の最果ては忘却の彼方 
死の果てを見通すコトも出来ぬ
目的などわかろうはずもない」

「わかり得ぬコトと無いのは同義か?」

「あると思う  というのは  妄想」

「希望  とも  言う」

「なければならぬ理由が無い」

「アプリオリな目的を探し給え  
宇宙の・・・存在の 目的と意味を見つけ給え
きっと見つかるから  それが君の人生の目的だ」

「ウソつきめ」

「あんたにとっては 
あんたが楽しいか  楽しくないか
それだけなんじゃないのか?」



「あぁあぁあぁ いい加減に意味や目的から自由になりたい」

或る日 僕はそう思ったので
生きる意味や生きる目的を 
きれいさっぱり  捨ててみた

だいぶ楽になったので
これならもうしばらく
生きていけるかもしれないな  と
思いました


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  1. 2010/08/11(水) 19:35:16|
  2. 由無事
  3. | コメント:2

言の葉 一葉



言の葉一葉 水面(ミナモ)に浮かべて
この海 渡ろう

言の葉一葉 風に乗せて
この空 越えよう

いつもの景色は消え失せて
まるで違う景色が見えてくるさ

言の葉一葉
その一葉は 何でもいいのさ

好きな言の葉  一葉選んで 
その一葉で  行き先決めて
笑って一歩 踏み出そう


僕は  月の在処を示す 言の葉 一葉
選んで   一歩    踏み出すよ



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  1. 2010/08/13(金) 20:34:37|
  2. 空言
  3. | コメント:0

あたしには何も言えなかった



死んだ者の心の内など 誰に分かるだろう

あぁ 頼むから 死者を一緒くたにしないでくれ

百億の死
千億の理由

あぁ 頼むから  死者をとやかく言わないでくれ

あんたは何かできたかもしれないし
何もできなかったかもしれない

あんたは分かっているかもしれないし
何も分かっちゃいないのかもしれない

でも残されたのは結果ばかりなんだ

あたしらには 黙って見送ることしか できないんだ



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  1. 2010/08/14(土) 21:08:41|
  2. 由無事
  3. | コメント:0

お盆休みの過ごし方


昨日 行くあてもなく自転車に乗ってみたら
川崎大師に行きたくなったので
行ってみました
思ったより 小さな お寺でした
人工の池には亀がたくさんいて
亀たちはその閉鎖系の人造世界でも十分に満足しているようでした


そうして 今日は無性に 池上本門寺に行きたくなったので 
行ってきました        自転車で

あてもなく ウロウロと 墓所を歩き回っておりますと看板がありました
『力道山のお墓はあちらです』
別に力道山に呼ばれたワケではないでしょうが
とりあえず 眺めてきました
そう
ただ お墓の前に行って 手を合わせることもなく 眺めていました

不信心な私には お墓というものが よくわからないのですが
ヒトによっては心の拠り所になっているのでしょう

南無妙法蓮華経
     南無妙法蓮華経
          南無妙法蓮華経

信者さんたちが通り過ぎていきます

本殿にも入りましたが
やはり 手を合わせることなく
願い事をするでもなく
「あぁ 豪勢な造りだなァ」
なんて ぼんやり思っていました

結局 願い事は できませんでした
小銭を投げて 手を合わせて 願い事をする
私がやると どうにも不自然でワザとらしくて胡散臭くてまるっきりの演技になってしまう
浄域で自分に嘘ついてまで演技する理由も無いと思ったので  眺めるだけで  コソコソと帰ることにしたのです

考えてみれば 近親者や皆様方の健康でも祈ってくればよかったのかもしれませんが
不信心者の私がやると うまく行くものも うまく行かなくなりそうなので  やはり これはこれで良かったのでしょう

西日差す中  正門へ向かって 石段を下る私の脳髄に 蝉の声が 心地良く 染み込みました



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  1. 2010/08/15(日) 21:31:24|
  2. 日記
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地獄の底で


誰が伸ばすか蜘蛛の糸
これ見よがしに天から伸びてる
這い上ったところで自慢にゃならねぇ
そんなものにしがみついてねぇで
さっさと地獄に堕ちようぜ

現世突き抜け地獄まで
真っ逆さまに堕ちようぜ

天から降り注ぐ蜘蛛の糸
切れたところで代わりの糸は腐るほどあるぜ
糸に絡めとられてもがくより
さっさと切ろうぜ   蜘蛛の糸

夢の糸やら  希望の糸
登ったところで先は見えてる
先が見えてりゃ 其処で終わりだ
未練がましく見上げてねぇで
さっさと切ろうぜ   蜘蛛の糸
さっさと切って
地獄の底まで 堕ちようぜ

現世突き抜け地獄まで
真っ逆さまに堕ちようぜ


地獄に堕ちたら やるべきことは唯一つ
地獄に蠢く有象無象は相手にするな
為すべきことは 唯一つ
地獄の底を 踏み抜くことさ

群がる亡者を蹴散らして
成すべきことは 唯一つ
地獄の底を 蹴破ることさ

天国も地獄も放り出せ
上に行っても埒あかねぇ
下に行けば根っこが見えるぜ
世界の根っこをぶち壊せ
天国も地獄もありゃしねぇ

地獄の底を蹴破って
何かいいコトあるかって?
そんなもんは ありゃしねぇ
いいコトなんぞ  何処にもねぇ

ただ 俺はちょっとばかし疲れちまって
何もかも一切合財 放り出したくなっただけなのさ


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  1. 2010/08/16(月) 19:35:12|
  2. 空言
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光は 零れ堕ちて


中天は 狂ったような 蒼空で

まるで堕ちて行きそな 蒼空で

でも 地平はぐるりと雲に覆われ

日は傾いて 雲隠れ

雲は影を深く落として

光を隠し

溢れた光は

ポタリポタリと 零れ堕ち

光は地上で跳ね返り

僕らは 堕ちた光に 群がり集い

僕らは 堕ちた光を 貪り食うのだ



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  1. 2010/08/17(火) 19:21:25|
  2. 空言
  3. | コメント:0

吠える


なあに 俺は死ぬまで バカを吠え続けてやるさ
誰も聞いてなくても 吠え続けるのさ
血反吐を吐いてくたばるまで続けるぜ

誰もがウンザリして背を向けても 止めねぇぜ
あのクソみたいな神とやらが しっかり聞いていてくださるからね

聞いて聞かぬフリ 見て見ぬフリ 神様はいつも為さっておられる

だから俺は 脳ミソぶちまけてくたばるまで
バカを続けるのさ

なあに 誰も相手にしてくれなくても知ったことか
あのクソみたいな神とやらが 見ていてくださるからね

あのクソみたいな神の クソったれぶりを
当の神御自身がウンザリなさるまで
俺は吠え立ててやるさ クソったれめ

当の神御自身が 御自ら 俺という魂を抹殺なさるまで
俺は続けるぜ

この肉体が滅ぼされても
何度でも生まれ変わってやる

この銀河が焼き尽くされても
隣の銀河で吠えてやる

この宇宙を揉み潰しても
あっちの宇宙からそっちの宇宙へ飛び回って吠えてやる 

全宇宙を消し去るなら
虚空の果てで 吠えてやる
神の腹の中で 吠えてやる

クソったれめ 覚えてろ



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  1. 2010/08/19(木) 20:37:14|
  2. 空言
  3. | コメント:0

自転車でさ

血が 煮え狂っている
血が 沸騰しかけている

だから俺は
食パン三枚 ほおばって
弾かれるように 自転車に乗った
午前三時半

空いた車道を すっ飛ばして 
小田原に 七時
真鶴岬の突端に 八時
何故小田原に真鶴岬なのか は 俺に分かるわけもない

途中 国道1号線の自動車専用部分に間違って入り込んでしまって
まぁ そのまま走ったわけだが 結構 ビビった
あと国道135号線 自転車で走ると怖いね
眺めはいいんだけど よそ見してるとマヂでこけそうだ
こけたら死む ヘルメットしてないし
しててもヤバそうだけど
まぁ 俺がかなり疲れてたってのもあるんだけどね

う~ん 迷惑な死に方はしたくないな

九時過ぎに帰り始めて
小田原で一休みしてふらふら観光
お土産買って ひたすら走って
一六時四〇分に家

お茶とかスポーツドリンクとか
水分は四リットル以上飲んだように思うけど
食べたのは リンゴデニッシュ一個だけ
それも十四時過ぎに

一三時間の行動時間で 八時間以上 自転車こいでた
後は 観光とかして 歩いてた
一時間位は 休んでた

リンゴデニッシュ一個で 何で腹が減らないのだろう
水分取り過ぎ?でも喉渇くしなぁ

う~む なんか全然 食欲がない
帰ってきても 空腹感がない
とりあえず ソバ食ったけど

まぁ いいか 省エネだから

しかし 俺の マウンテンバイクだからなぁ
車道走るとやっぱスピードが足りない
ロードレース用のヤツで飛ばしまくってみたいんだけどなぁ

でも逆にレース用のだと 歩道がめっちゃ走りづらそうだ
ヤバいときに 歩道に簡単に逃げられないし
渋滞にハマるとめんどくさそうだね

まぁ いいか 一長一短だから



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  1. 2010/08/21(土) 18:40:32|
  2. 日記
  3. | コメント:4

眩暈


チリン と 風鈴が 遠くで鳴る

な~べ~な~べ~ そ~こぬけ~♪

童女が歌う
蝉が死ぬ

そ~こがぬけたら かえりましょ~♪

童女が はしゃぐ
眩暈が酷くて  俺は 床に転がる



チリリン  と  風鈴が  幽かに聞こえる

な~べ~な~べ~ そ~こぬけ~♪

童女が笑う
雨の匂い

そ~こがぬけたら かえりましょ~♪

童女の声が 遠ざかる
傾き続ける天井を  俺は 眺めている


底が抜けなければ 俺は 帰れぬのだな
そう 思った



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  1. 2010/08/22(日) 13:57:04|
  2. 空言
  3. | コメント:0

河原にて

石ころだらけの河原に一人 しゃがみ込んで
あたしはあたしの世界を積み上げている

河原に散らばる流木を削って
平らな石の上に 積んでいくんだ

・・・あたしは どんな世界に住んでいたんだっけ
ああして こうして これがこうなって これをこうして
何が何だか どうにも思い出せないな
こんな感じかな?だいぶ違う気もするけど
これはこれで いい感じ
もうちょっとで完成だ

あれ また足音がする
また?前にもあったっけ?こんなこと
微かな既視感 まぁ いいか

足音が近づいてくる

振り仰げば 鬼が あたしのいることにすら気付かぬ様子で歩いていく
あ  あああ あたしの世界が 世界が
鬼は 踏んだことにすら気が付かない
あたしの世界は 粉々に砕けてしまった

黒い川は素知らぬ顔で流れて行く
見上げれば 暗褐色の空
此処の空は 蒼くはないのだな
蒼い空が 懐かしい

蒼い空?
蒼い空は 何処だっけ?
なんで あたしは此処にいる?
何が何やら どうにも思い出せないな
何だか 大事なことも忘れてるみたいだけど
でも まぁ どうでもいいや

あたしはあたしの世界を 創らなきゃ

世界を創れば きっと思い出せるよ  何もかも



生臭い風の吹く河原に一人 しゃがみ込んで
あたしはあたしの世界を積み上げている

河原に散らばる流木を削って・・・
  1. 2010/08/23(月) 19:12:34|
  2. お話
  3. | コメント:0

未来


あたしらは きっと
いつか夢見た未来に いるんだろう
あんたは  願いゴト  幾つ 叶ったかい
あんたの手は 思い描いていた世界に 届いたかい

曇天の下 あたしらはいつまで
濁った海で遊び戯れているつもりなんだろう

あんたが 思い描いた世界は  何処にあるのかい
一体  何処にあると 言うのかい

あたしらの 遥かな上を
飛んで行ったカモメに 気付いたヒトは 誰か いたのかい
カモメは水平線の彼方に消えて 戻っては来なかった

いつか夢見た未来で あたしらは何を夢見るのだろう

何を思い描けば いいのだろう

すべての夢の  その先に
一体 何が あるというのか

すべての夢の  遥かな彼方に
まだ見ぬ地平は あるのだろうか

戻らなくていい 

帰らなくていい

片道切符でしか行けぬ地平は あるのだろうか



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  1. 2010/08/25(水) 19:01:34|
  2. 空言
  3. | コメント:0

貴船神社にて



トビの声

潮の匂い

蝉は鳴き

骸になるまで 鳴き狂い



石段を上り切った 神社の前で

僕は 手を合わせる

目を閉じて  何も祈らずに



いつか見た世界の果てでは

イノチが 止め処なく 流れていたから

何を祈ればいいのか わからなくて

僕は 手を合わせ 目を閉じて  何も祈らず  佇んで



目を開ければ  空は 蒼過ぎて

そうして 僕は 石段を 下りる



蝉の骸は 

蟻が 運んで行った



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  1. 2010/08/26(木) 21:43:11|
  2. 空言
  3. | コメント:1

善意と 偽善と



言行不一致なら偽善 

迎合されれば 善意

妬まれれば 偽善

思惑通りなら 善意

善意という 偽善

善意と評価されるなら 善意

善意と評価されたくて為せば 偽善

結果が良ければ 善意

裏目に出たら 偽善

無心で為されれば 善意

偽善と呼ばれるなら 偽善

心のままに従うなら 善意

善意を理由に為せば 偽善




善意というコトバが    偽善


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テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/08/27(金) 22:05:52|
  2. 由無事
  3. | コメント:0

返信:貴船神社にて

神奈川県、真鶴の貴船神社です。






先日、自転車で真鶴岬に行った時に、寄りました。







トビが何羽も、輪を描いて飛んでいました。



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  1. 2010/08/28(土) 16:02:30|
  2. 説明
  3. | コメント:1

心は 朽ち果て


心を 取り出して

触れてみる
撫でてみる
つついてみる
掴んでみる

殴ってみる

何も感じない

刺してみる
切ってみる
裂いてみる

何も 出てきやしない

薄っぺらな 心

細切れにして 踏みにじる



朽ちた心は 土に染み込み  跡形も無くなったけど

あたしは何も 変わりゃしない



少しだけ

風通しが 良くなっただけで


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  1. 2010/08/29(日) 20:58:22|
  2. 空言
  3. | コメント:0

公園で


木漏れ日の下

僕は 公園のベンチで  昼寝する

戯れる アオスジアゲハ

彼方の空には  鳥が舞う



ねぇ 君の眼には 何が映っていますか?

見下ろすなら 此の街も 小さく小さく見えるでしょう

空の高みからなら 地平の向こうが 見えますか?

時の果てまで 見えますか?

ねぇ 人間たちは 一体 何をどうしたいというのさ

君には 僕らの行く末が 見えますか?



ねぇ 君の視界に 僕は入っていますか?

ベンチに寝転ぶ このバカが見えますか?

いつまで経っても 何もわからない

何もかもが わからなくなっていくばかりで

どう足掻けばいいのかすら わからない

ねぇ 僕は一体 どうなっちまうのさ

このまま 空に 堕ちていけりゃ いいのにね

君の横を 通り過ぎてさ



ふと起き上がれば  足下には蟻の列

雑草の傍を 歩いていく

生まれなきゃならなかったんなら

僕は そこら辺の 雑草で よかったんだけどな



空も草木も 眩しいばかりで

僕には 行く当て 一つ ありはしない



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  1. 2010/08/30(月) 18:48:38|
  2. 空言
  3. | コメント:0

迷子

もう 十分 生きたつもりになって

全世界に背を向けて

私は何処へ行くつもりなんだか

苔むした細道を 一人 辿って 

私は一体 何処へ着くつもりなんだか




当たり前のモノを 

当たり前に受け取り損ねた私は

いつだってへらへら笑って

誰もが 私を 軽いヤツだと思ったらしい

薄っぺらなヤツだと思ったらしい

どう思われようと知ったこっちゃないが

私は 何もかも捨てて 誰よりも 軽く 

何もかも削ぎ落として 剃刀よりも 遥かに薄く

そうして私は風に飛ばされ

道のような処を 何処かに辿り着けるつもりになって

歩いていたわけだが

結局のところ

ただ 世界を後ろにしてしまったこと以外は 何もわからぬ




途方にくれた私は 

稜線を確かな足取りで歩いて行く老人に

助けてくれと 腕を伸ばしたが

伸ばした腕は 呆気なく 切り落とされ

老人は 一言     慈悲だ    と 呟く

あぁ  そうか

私にはまだ 世界が 必要だったのだな

まだ 生きていない私には 死ぬことすらも できぬのだな

と  わかったつもりになって 後ろを振り向けども

苔むした細道が続くばかりで

生きるべき世界は  あまりにも遠くなり過ぎていた




進むことも 引き返すこともできずに

ひたすらに立ち尽くしていた私が

私の世界は とうの昔に消え失せていて

進もうと引き返そうと

どちらに向かって歩こうと

行き先が 変わらないことに気づいたのは

つい 最近のことである


テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/08/31(火) 18:40:10|
  2. 空言
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夏は過ぎて  詩想は 遠ざかり

僕は恋に疲れてしまった  というのは

勿論  嘘で


暑すぎる夏に 疲れた というのも

たぶん 嘘


でも 詩作に疲れた というのは

本当に 嘘だけど


繰り返される日常に疲れたというのだけは 

絶対に  嘘で

というのは 勿論 嘘

・・・なんてわけでも たぶんなくて


ふと いつもの思いつきで

この現実のような処で

もう少し 遊んでみようかなと思った次第

時間が取れそうもないので

何ヶ月か 休みます

何か 詩のようなものも 浮かばなくなってしまったので

更新開始できるかどうかもわかりませんが



では また いつか どこかで






  1. 2010/08/31(火) 19:31:20|
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