絵空言




山での雑感(RE)

ここ暫くは山にも行っておりませぬが、
山にしても、詩にしても、
他の何にしても、
理屈なんぞないのでしょうなぁ…

ふらりふらりと、人それぞれの足跡残して。

雪山でね、何かの動物の足跡を見るコトがある。
人間の足跡が、一番、無様だな、と、思いましたね。

一番、いいな、と思ったのは、風ですね。風紋。

行動時間が12時間を越えて、くたびれ果てている時に、
風のように山々を巡って行けたらいいな、
などとバカなことを思った記憶があります。

まぁ、そこはそれ、人間ですからね。


逆立ちしても風にはなれませぬ故、

無様だろうと 何だろうと

人としての  足跡を 残すのでしょう

人それぞれの 思いを込めて


けれども  いずれ

どんな足跡も 


風が かき消していくことでしょう

すべて消えて

すべて忘れ去られるのでしょう


時に それは ひどく哀しく 寂しいことですが

時に それは ただ一つの 救いでもあります


そして

もしかすると  それは


本当は

とても 美しい ことなのかも しれません…




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  1. 2010/10/01(金) 20:47:18|
  2. 由無事
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子猫の見る夢

緩い陽射し
冷ややかな風

ひび割れたアスファルトの上で
君は 静かに目を閉じて

二度と醒めない夢を見る

千切れた記憶を
つぎはぎに繋いで

深い淵を 渡る夢




淵を泳ぐ海豚たちは 君を見上げて 一緒に泳ごう と 微笑むだろう

月は 群青の中天に掛かり 君を優しく照らすだろう

けれども 君は
その小さな足で 細く頼りない架け橋を
力一杯 駆けて行く

疲労も空腹も 消え失せて
骨に沁みる寒さも 皮膚を焦がす暑さも 後にして

君は 脇目も振らずに 駆けて行く

風に踊る緑
木洩れ陽の戯れ

少しばかりの懐かしさを手放して

誰も知らぬ   無可有の夢へ

還る者無き   無可有の彼方へ




金木犀の幽かな気配
空は何処までも高く

埃まみれの道の片隅に
君は 眠るように 横たわり

片道切符の 夢を見る

思い出の切れはしを
モザイクに繋いで

遠い空を  越える夢・・・




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  1. 2010/10/03(日) 15:18:52|
  2. 空言
  3. | コメント:0

境界線を 歩き続ける


死にたい俺は
生きたい俺に呟く

「いつまで続けるつもりだ?」

生きたい俺は 聞こえないふりをして
日々の雑事に 潜り込む



諦めた俺は
待ち続ける俺に 囁く

「いつまで其処にいるつもりだ?」

待ち続ける俺は 顔を歪めて立ち上がり
黙り込んだまま 空を仰ぐ



狂っている俺は・・・

狂っている俺は

話しかけようとして 
相手がいないことに 気がついた

「俺は 独りだったんだな」

今更のような 独り言

「いずれ消えちまうんだから 同じことさ」

少し 強がって 歩き続ける





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テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/05(火) 22:08:57|
  2. 空言
  3. | コメント:0

消え果てぬ


道  絶えて

月  紅く

雲  渦巻き

星  闇に呑まれる


最後に聞きし 言葉は  罵声か

記憶   風に  崩れ

我  夜に惑いて

異形の者と 成り果てぬ

為す術なく

蒼き影の如  立ち尽くせば

黒き草木の 只中に   哄笑を聞く




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  1. 2010/10/08(金) 21:53:00|
  2. 空言
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僕は僕の為だけに歩く


雨に溺れ 蟋蟀たちが 沈黙した時

僕は 狂気を隠して 笑みを浮かべる



時は満ちた

雨と雲は 存在理由を見失い 自ら大気に同化した

海に映る月が 宣言する

時は満ちた  十分すぎるほどに

狂える星々が 輝き出す



さぁ 世界を語ろうか
君の知らぬ言葉で

さぁ 宇宙を語ろうか
君には届かぬ道理で

君は  僕の言葉が 入り込まぬよう  耳を閉ざす

僕の道理に 蝕まれぬよう 心を閉ざす

あぁ 心配はいらない

君は君の世界にある言葉しか理解できない
僕は僕の言葉で 世界を語ろう

君は君の宇宙にある道理しか理解できない
僕は僕の道理で 宇宙を語ろう



伝えるための言葉はいらぬ
導くための道理はいらぬ

何を伝え 何処に導くというのか

すでに愚行は為された
これ以上の 愚行はいらぬ

さぁ 此の夜に 僕は 僕の為に すべてを語ろう

沈黙という 僕の言葉で 森羅万象を説き明かそう



ただ 僕の存在理由を打ち砕き
僕が 僕から 自由になる為に



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  1. 2010/10/09(土) 22:22:19|
  2. 空言
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鎌倉


あー  晴れてるね
ネットカフェに籠もるべきか 鎌倉に行くべきか
迷った末に ちょいと鎌倉までサイクリング
天気 良過ぎだもんな

9:30過ぎに出て 帰宅は16:30過ぎ

んで 北鎌倉に着いたのが 11:30過ぎだったかなぁ

円覚寺:うろつく

建長寺:釈迦苦行像の複製?があったのが嬉しかった  
なんかねー好きなんですよね釈迦苦行像
天井の雲龍図もいいね
古びた木造仏もいい感じだった

鶴岡八幡宮:チラ見

長谷寺:照明の加減もあるだろうが あの仏像の威圧感が強力ですな  
暫し見入っておりました
手を合わせて祈りたくなる気持ちも わからぬではないですなぁ
あれって 世界最大の木造仏なんですか?

大仏:チラ見

んー  こんな感じでしたな
相変わらず 手を合わせられなかったけどね

しっかし 空  青いね
陽射し強いね
日焼けしちまったよ

距離は往復で90km弱
走行時間は4時間半弱

ははは  2年ちょい前から着け始めた速度計
通算走行距離が3000km超えた

そんなに走ってたのかね

まぁ どうでもいいけど


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  1. 2010/10/11(月) 23:00:14|
  2. 日記
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死んだ言葉で



死んだ言葉を 書き連ね
死んだ言葉を 書き綴る

俺は何を語ろうか
誰に何を伝えよう?

俺の世界を知ったとて
誰に何の益やある

死んだ言葉を 吐き出して
死んだ言葉を 並べてる

俺は誰を探そうか
明日に何を夢見よう?

どうにもならぬと知りながら
死んだ言葉を 振り回し

ごまかし切れぬと知りながら
死んだ言葉で 嘘を吐く

嘘吐き疲れて 見上げれば
月は 嗤いて 欠けてゆく
俺を 嗤いて 欠けてゆく

満ちれば欠ける道理なら
いつしか俺も 欠けるだろう
いつかは知らぬが 欠けるだろう

欠ければ満ちる道理なら
いつしか俺も 満ちるだろう
いつかは知らぬが 満ちるだろう

どうにもならぬ 満ち欠けの
どうにもならぬ そのわけを
死んだ言葉で 詩(ウタ)えども

死んだ言葉で 詩うには
とかく此の世は美しく

死んだ言葉で 描くなら
人の世ばかりがお似合いで

どうにもならぬ この俺の
どうにもならぬ この人生
死んだ言葉で 書き連ね
死んだ言葉で 書き綴る



テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/13(水) 19:15:58|
  2. 空言
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宇宙(ソラ)の夢

時々 夢を見ます



私は ひとり 宇宙に放りだされて 歩いているのです

それも
遠く 幽かに 銀河団が見えるか見えないかという位 何もない処で

何千億年  何兆年 或いはそれ以上  歩き続けても 
ただ闇だけが続くような そんな処で

そんな 深宇宙の果てのような処に放りだされて

私は 迷っているのです

歩き続けるべきか  否か

迷っているのです

歩いても 歩いても 歩いても
銀河は 大きく見えてはこない

歩いても 歩いても 歩いても
星々は 幽かな靄のように見え続けるだけで

それは もう はっきりしているのです

それどころか 私の歩く速さの
何億倍もの速さで
銀河は 私から 遠ざかっているのかもしれません
そうでなくとも 私が着くまでに
星々は死んでしまうかもしれません

銀河は死ぬのでしょうか

星が生まれて死ぬように
銀河もいずれ死ぬでしょう
宇宙もいつしか死ぬでしょう

私は死んだ星の 過去の光を目指しているのかもしれません

私が着くより早く 
宇宙が 死んでしまうかもしれません

それでも私は 行くのでしょうか

いつか 遠い 遠い 遠い
未来の  いつか
何処かの惑星に 辿り着けると信じて
私と同じ種族がいて
私を受け入れてくれると
夢を見て
私は 歩き続けるのでしょうか

私は それを 望んでいるのでしょうか

それとも 歩くのを やめてしまいましょうか
このまま  闇を 漂いましょうか
宇宙の終わりを信じて
すべての終わりを夢見て
那由多の時を 漂いましょうか

それもいいかもしれません
夢を見るなら 同じ事です

そう 私は もう 歩かなくてもいいのでしょう
よくよく思えば たいして望んですらいなかったのです
光の中で 生きていくことを

夢の中で 思います

けれども そこで誰かが 囁くのです
闇の中から  囁くのです

「膨張する宇宙が 収縮に転じないなら
宇宙は 死なないのでは ありませんか
千変万化し 融合し 分割されるでしょうが
宇宙に 終わりはないのではありませんか」

気づくと私は その終わらない宇宙を
遥か彼方から  眺めているのです

星々の織り成す 虚ろな靄が
移ろう様を ただ 見ているのです

やがて その幽かな靄のような星々さえも消え失せて

私は 身動きすら出来ず

歩いていた事すら忘れ


終わりのない 闇を


いつまでも 凝視しているのです



そうして      いつも      そこで 

目が覚めるのです




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  1. 2010/10/15(金) 19:03:11|
  2. 空言
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短歌が四つも出来てしまったよw



焼き芋を  

食べつつ短歌  

詠えども 

虚しさばかり 

運ぶ北風


(意味不明w)





酒呑めど

君への想い 

断ち切れず

我は呑まれて 

月に嗤わる


(珍しく恋歌w)





三日月を

詠う蟋蟀

死にそびれ

落ち葉の下に

雪を待つ日々


(長生きすりゃいいってもんでもないと 私は思うけどね)





軒下に

掛かる三日月

冷ややかに

哲学語る

我を嗤いて


(哲学は 所詮 言葉遊びだ)



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  1. 2010/10/17(日) 11:20:18|
  2. 空言
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歩く




歩く
歩く
歩く

歩いて
歩き続ける

ひたすら 歩く

消失点のみを睨み
ただ 歩き続ける




同じ処をぐるぐる周っている事には

気づかないふりをして





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  1. 2010/10/19(火) 20:39:25|
  2. 空言
  3. | コメント:0

道標の先



お前は 
あの標識を見たのだろう
あの道標を見たのだろう
だから お前は 此処まで来たのだろう

なのにお前は此処で何をしている
こんな処に いつまで沈んでいる

泥濘(ヌカルミ)にしゃがみ込んで何をしているのだ
吹き溜まりに 倒れ込んだままでどうするつもりなのだ

これで 終わりだとでも 思っているのか

兆しを見たのなら   進め

泥まみれでも構いやしない
心臓まで凍りついていたとしても構うものか
そんなものは 全部 関係ない
邪魔なら 荷物は捨てて行け
つまらぬしがらみは捨てて行け

誰の為  でもなく 
ただ  自分の為に 


あぁ  わかってるんだ
わかってはいるんだよ  俺は

それは生きることではなく
死ぬことでもないと


ならば お前は
今更 何を迷っているのか
まさか引き返せるとでも思っているのか

渡って来た橋は とうの昔に崩れ堕ちた    断崖の底に

今更 何を懐かしんでいるのか
まさか取り戻せるとでも思っているのか

乗って来た舟は とうの昔に呑み込まれた    深淵の底に

なのに お前は
いつまで 立ち尽くしているのか
いつまで 来し方を振り返っているのか

お前が 歩かなければ
お前は 進まない

お前が 進まなければ
お前は そのままだ

当たり前のことだ


わかってる

俺には わかってるんだ

ただ 進むこと
それが生きることであり
死ぬことであると

そして 

その先にあるのは

生きることではなく

死ぬことでもないのだと



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  1. 2010/10/20(水) 20:38:55|
  2. 空言
  3. | コメント:0

私の小さな世界について

クラクラと暗く
ネチネチと粘着するような世界

そんなことはないけれど
ないと思うけれど
ワケわからないと思う方が殆どのような気が・・・

わかる必要もないし
実際 デタラメかも知れません

少なくとも 社会的に生きていく上では 全く必要のない(むしろ邪魔な)

まー   よーするに

(社会的には 完全無欠に 絶対的に )どうでもいい話です



こんな世界を見ているから
私はどうにも この社会に馴染めないわけでw



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  1. 2010/10/22(金) 19:20:04|
  2. 由無事
  3. | コメント:0

かかし


かかしのように ぼんやりと

かかしのように つったって

そらのかなたを ながめてる


あるきつづけて そらのはて

どこかになにか ありますか

いつかのだれかに あえますか

とどかぬひびを おもえども

かなしみばかり ながれきて

なればぼんやり たたずみて

なにもかたれぬ ぼくなれば

ゆきかうひとは せわしなく

あほうをみるめで ぼくをみて

じゃまだとばかりに つきとばす


なにをおもいて あゆむかは

ひとそれぞれに あるだろう

こころになにを ひめるかは

だれもがじぶんで えらぶだろう

じぶんでえらびし そのみちを

あゆみてもんくを いうなかれ

じぶんでえらびし みちなれば

おわりをじぶんで うけとめよ


ぼくはのろのろ おきあがり

それでもそらを ながめてる

ゆがんだみちを ふりかえり

こうかいしたりは しないけど

おわりをしれば なおのこと

いとしくおもう きみのこと

とどかぬおもい うけいれて

ぼくはひとりで  いきるけど

あてなきそらに みをうつし

すぎゆくそらを ながめてる


かかしのように ぼんやりと



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  1. 2010/10/23(土) 19:35:48|
  2. 詩のやうな
  3. | コメント:1

日が暮れる  僕は途方に暮れる




日は 街を茜に染めて 沈み切り

子供たちが帰った後の  空き地でひとり

僕は 僕の 頭蓋骨を蹴飛ばして

あなたの言葉を 反芻する

「君は 誰でもなくなればいいんだよ」

頭蓋骨は 転がって 草叢に消え

僕は 混乱して 呟く

「じゃあ僕は 人間ですら なくなってしまえ」


そうして  僕は  もう  誰でもない

だから 僕は 隣の猫で

公園で 戯れていた アオスジアゲハで

ごみ捨て場に死んでいた シオカラトンボだ



空は 闇に満ち   街は 灯りに包まれる

街灯の光 届かぬ 空き地でひとり

僕は 僕の頭蓋骨を探しながら

あなたの言葉を 繰り返す

「君は 元々 誰でもないんだよ」

頭蓋骨は どうしても見つからず

僕は あなたがわからず 絶叫する

「だったら僕は イノチですら なくなってしまえ」

そうして 僕は もう 何でもない


だから  僕は 君が 昨日 踏み躙った雑草で

君が 明日 蹴飛ばす 石ころで

その石ころの落ちた ドブで

それを見ていた 鴉で

その上を 通り過ぎた 雲で

僕は 誰でもなくて 何でもなくて

頭蓋骨は見つからなくて

真っ暗になってしまった空き地で ひとり  

僕は うろうろしている



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  1. 2010/10/24(日) 18:12:32|
  2. 空言
  3. | コメント:0

季節 移ろいて




言の葉

はらり  ひらり

水面(ミナモ)に 舞い落ち

我 枯木となりて 朽ちゆく


その泉  

言の葉にて 覆い尽くさば

水面に 我の 映ることなし


我  ただ  土へと還りゆき

言の葉 水底(ミナソコ)に沈みし 初雪の頃

影も残さず 消え果てぬ


水面に 映るは 

舞う雪   堕ちる鳥  そして 星月夜


その泉  静寂に氷結し

緑燃ゆる 季節を待ちて

眠りに落ちぬ




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  1. 2010/10/25(月) 21:19:16|
  2. 空言
  3. | コメント:1

戯言


すみません
自分でも 不確かなことを
もっともらしく 書きました



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  1. 2010/10/30(土) 12:48:51|
  2. 由無事

死生観



何でもないです
ちょっと書いてみただけ



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  1. 2010/10/31(日) 20:44:17|
  2. 由無事