絵空言 2011年01月

絵空言




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ボソボソと呟いてみる



過去に遡るなら 誰もが血族で

知り合いを辿るなら 誰もが知り合いで

なのに 人間たちは 何をしているのだろう

昨日 アフリカで地雷を踏んだ少年は 僕の血族で
地雷を仕掛けた愚か者も 僕の血族で

先月 中東で自爆した男は 僕の知り合いで
犠牲になった親子も 僕の知り合いで

一体全体 どういうことなんだか


静かに 平和に 暮らしていればいいものを

必要のない苦痛を撒き散らしながら

何を守っているつもりなんだか


理想を掲げて 傷つけ合って

自分らで付けた 傷舐め合って

人間たちは 一体全体

何処へ行くつもりなんだか


隣人どころか

家庭内での争いすら 止められずに

世界平和を謳うのは 愚の骨頂

世界平和なんて そもそもが絵空事

だから?

だから 世界平和なんて知らないけれど

せめて 皆様方が 平和でありますように

健康でありますように

今年が 平穏無事な年でありますように






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テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/01/01(土) 21:26:43|
  2. 由無事

定点観測

『定時報告:第1兆6,790億2,312万8,632回

生命反応変化率 -0.0213
生命反応偏向率   0.0896』



『定時報告:第1兆6,790億2,312万8,633回

生命反応変化率 -0.0217
生命反応偏向率   0.0932』



『定時報告:第1兆6,790億2,312万8,634回

生命反応変化率 -0.0221
生命反応偏向率   0.0947』



『定時報告:第1兆6,790億2,312万8,635回

生命反応変化率 -0.0967
生命反応偏向率   0.1069

対象惑星“θ”の3/13自転周期前に 変化率 偏向率 共に大幅な変動が観測された
生命反応偏向修正の為に 不可逆過程開始前の即時介入を申請する』



『第1兆6,790億2,312万8,635回定時報告に関する連絡

・即時介入を許可する
・介入方法は第23万5,427回定時総会において決定された第2案(現行生態系の存続を前提とした現生支配種の強制削減)の内 手続きaに従うものとする
・詳細は惑星の現状を鑑みて現地観測所にて適宜対応するものとする
・現地観測所は当連絡到達後速やかに手続きを開始するものとする』



『第1兆6,790億2,312万8,635回定時報告に関する連絡への返信

了解した
速やかに手続きaを開始する』



×××××××××××××



以上は 地球人類が初めて解読に成功した異星文明の通信とされている

当時の重商工業都市文明は この解読直後に 瞬時にして壊滅したらしいが 状況があまりにも急速に進展した為 正確な壊滅原因は不明なままである

諸説あるが いずれも憶測の域を出ていない

核が使用された形跡はあるが 滅亡の直接の原因ではない というのが 共通する見解である
  1. 2011/01/03(月) 23:54:56|
  2. お話

論語の 好きな言葉 その2




『未だ 生を知らず

焉んぞ 死を知らん』



好きですねぇ   この言葉

「先生   死とは 何でしょうか?」

「生きることもわからんのに 死ぬことなど知るかっ! ボケっ!」

みたいな

でも 孔子が この言葉の先を何処まで考えていたのかは 疑問である
対話の流れ 文脈として出てきた言葉に過ぎないのではないか

生を知らず

ならば 生を前提とするすべてを知らぬ と言わねばなるまい

天命も 礼儀も 言葉も 知り得ない
君子? そんなもの 知らない
論語自体が 成立しない

つまり 論語は この一節だけ で完結する

そして実際 論語は この言葉の為だけに存在しているのではないか と私は思う


『未だ 生を知らず

焉んぞ 死を知らん』


何という 美しい言葉


生を知っていると思うから
死を問うことになる

私は 本当に 生を知っているのか?

イノチって
生きるって        何だ?


死?

死は 今 此処には ないので 知りようもない

私は 今は 生きて居ることになって居るらしいので 

生を  問え

・・・私は 今 此処に 居る  と

私とは  
今とは
此処とは
居るとは     何だ?

何だ?と問うて居るのは 何だ?


「・・・」


言葉を使おうとするから 躓くのだ

だから さっさと 言葉を手放して

私という虚構なんぞ 消えるままにしておけばいいものを




そう思いながら

いつまで経っても 言葉を棄てられない 私を







・・・嗤え

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  1. 2011/01/04(火) 22:42:51|
  2. 由無事

過ぎてゆく


紅葉 散りゆき

吹雪 過ぎゆき

今年も

花は 霞と咲くでしょう

そうして

風は 霞を散らすでしょう


季節も

人も

過ぎゆきて

移ろいゆきて

消えゆきて


イノチは  過ぎて

過ぎて  いくのでしょう


そうして 私も

さらさらと

崩れて

散って

消えてゆくのでしょう


掴めるはずのない 花霞

掴もうと 伸ばした 

その指先から

さらさらと

砂のように

灰のように

塵のように

さらさらと

舞い散る 花弁のように

散りゆきて

消えゆきて

形を 無くし


残った気配は

風が  散らすことでしょう



そうして 風は  

いつまでも 吹き続けることでしょう



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  1. 2011/01/07(金) 20:20:26|
  2. 空言

都市



浮遊する 塵芥

脈打つ 心臓

流れ去る 雲

途切れぬ 雑踏



蒼い 空は


死に 似ている




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  1. 2011/01/15(土) 10:12:14|
  2. 空言

一月八日~一月十日

一月八日 土曜日 

図書館でCD借りて、部屋で聞いていたが、どうにも気が滅入ってくる。
ふと思った。明日、雲取山に行こう。月曜まで休みだから、テント持ってって、一泊してこよう。
携帯で登山口までのルートを検索する。奥多摩駅に7時46分。8時35分のバスで鴨沢まで。9時過ぎには登り始められる。
しかし、携帯、便利だね。時刻表を捲って調べるなんてこと、必要ないんだね。

まぁ、年末に山に行こうと思って、準備はしてあって、天気の都合で結局行かなかっただけだったから、
改めてした準備と言えば、行動食を少し買いに行ったくらいかな。

問題は積雪の状態なわけだが。関東平野は、いい天気続いていたからなぁ・・・。雪、そんなにねぇだろ。
アイゼン。いるのかね?奥多摩だぜ?さすがに12本爪はいらんだろうが、でも4本爪の軽アイゼンくらいは持ってくべきなんだろうな・・・。
はい。持っていくべきです。スパッツもあった方がいいです。
特に、雲取山から、三峰方面に抜けるなら、ピッケルを持っていってもいいくらいです。
はい。
でも、結局自分、アイゼンも、ピッケルも、スパッツも持っていきませんでした。
理由?晴天が続いていたこと。1月であること。からして、積雪は少ないだろうと。
あっても大したことないだろうし、氷結しているようなところはないだろうと。
そんなわけで持っていっても使わない、に賭けてみただけです。
こういう賭けはしない方がいいんでしょうけど。
持って行った方が、安心感はあるんでしょうけど。

一月九日 日曜日

そんなわけで、ザックに必要そうなもの、適当に詰め込んで、早朝に出発。
9時20分頃に、登山開始。サクサク登って14時20分頃、雲取山頂上。標高2018m。東京都内で唯一の2000m峰です。
眺めいいねぇ。逆光のせいか、少し、霞んでるけど、富士山もよく見える。
雪は、思っていたよりも多少、多いか?でもまぁ、こんなもんだろ。南側斜面には殆どないか、あっても土が露出している。






さて、テントは持って行ったものの、宿泊場所は決めていなかった。
まず、第一候補の雲取山避難小屋。なかなか居心地よさげである。
殆ど頂上にあるため、見晴らしも非常に良く、日の入りと日の出の写真も撮れる。便所が、まぁ、その、あれで、いろいろ凍りついていたが、それはともかく。水の確保。積雪を溶かすわけだけど、最近降ってないから、雪が汚れてる。でも沸かすからいいか。
でもなぁ。すでに先客が一人か二人。後から、また何人か来るんだろう。
大人数は、苦手なんだよなぁ・・・。

というわけで、山頂から少し下って、次の候補の雲取山荘へ。雲取山から北は、積雪が解けずに、かなり残っている。
15時過ぎですな。小屋は営業中で、小屋の前に幕営できる。見晴らしは良くないが、水は、小屋でもらえるだろうし、便所も管理されているだろう。
でもなぁ。小屋の中には人が居るし、人の出入りもあるだろう。なんだかなぁ。幕営料払ってまで、此処にする理由もねぇなぁ?まぁ、時間的に無理はしたくないが、先に行くか。そもそも、まだ5時間半しか歩いてない。足りない。山を食い足りない。

というわけで、次の候補地の白岩小屋へ。少しばかり、いい感じに脂汗かいて、いい感じに脚も強張って、16時半?白岩小屋到着。傾いた、古い小屋である。幕営地は此処らでよかろう。中は埃っぽいので、外にテントを張ることにした。先客が一人、テントを張ってた。
雪は、小屋の屋根に積もってたのが比較的きれいだった。
で、適当に飯食って、寝ることにした。が。寒い。夜。テント内の気温は 0度くらいなのに、寒い。山、久し振りだからなぁ。雪山なんて2年振りじゃねぇの?寒さに弱くなってるなー。
寒くてよく眠れねぇ。・・・あら。さらさらとテントに雪の音がする。さっきまで晴れてて奇麗な日没だったんだけどな。・・・で、またうとうとして、次に目が覚めた時、テントの外を見ると、一面の星空だった。オリオン座と獅子座はわかった。ウサギ座も見つけた。あとはよくわかんねぇや。






一月十日 月曜日

夜明け。あー、今日は下るだけだから慌てるこたないな。のろのろと準備して 7時だか 8時だかに出発。妙法ヶ岳に寄り道して、三峯神社をうろうろして、三峯ロープウェイがなくなってたので歩いて大輪まで下り、そっから14時20分のバスで帰りました。


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テーマ:日記 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/01/16(日) 20:53:52|
  2. 日記

無力な 日々


いつからだろう

降りしきる灰の中で 身じろぎもできずに 
移ろう世界を眺めている


日輪は 朧に 天空を過ぎり
幽かな光で 世界を照らしはするが

息するほどに
影は 濃くなり
振り出した手を
踏み出した足を
浸蝕していく

心 ざわめくたびに
灰は 舞い上がり
私に 群がり纏わりつき 
皮膚を破り
骨を齧り
心臓に喰らい付く

その苦痛に 私は思わずたじろぎ 後ずさる

何度も 
何度も 
何度も
踏み出してみては 後ずさる
そんなことを 
繰り返し
繰り返し
繰り返し続けて

やがて 訪れた倦怠と 諦念に 埋もれて

踏み出すことを 忘れた私は
いつまでも
いつまでも
いつまでも
立ち竦んだままに 世界を見ている


人の群れは
灰の彼方より  現れ出でて
傍らを 過ぎては
灰の彼方に  消えて行く

彼方に 何があるのか
私には わからない

私は
届く筈のない手を 
伸ばすことすら できぬままに

一人 
降りしきる灰の中に 立ち尽くしている


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  1. 2011/01/21(金) 19:51:30|
  2. 空言

人生という一日を 夢に見た



夢を 見たよ


夜明けの空気と 

鳥の囀りに 起こされる 夢を


緩い陽射しに戯れる

樹々の ざわめきを聞きながら

あてもなく 彷徨う 夢を


何もわからぬままに 歩き続け

訪れる黄昏を 不思議に 思いながらも

天を満たす 星の海と

果てなき静寂に  

心奪われたまま 

永久(トコシエ)の眠りに 


落ちる 


そんな  夢を







・・・そんな 夢から覚めた僕は 

もう少しだけ 歩こう と 思った

何の あてもなかったけれど



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  1. 2011/01/26(水) 18:58:41|
  2. 空言

お地蔵さん

僕の家から少し歩いた処に 幹線道路があって
その道路傍にお地蔵さんが住んでいます
小さな祠に住んでいます

或る日 僕は 僕がわからなくなったので
お地蔵さんに聞きに行きました
お団子とお茶を供えて 聞きました


地蔵:おっ 団子か 久しぶりだな
しかもお茶まで付いてる ♪
で?ただでもらえるわけじゃないんだろ?
用は何だ?願い事かい?


さっそく お団子に手を伸ばしながら
お地蔵さんが言います


僕:一つ聞きたいんだけどさ
人間には 何ができるのかな?

地蔵:随分 欲張りな質問だな・・・


お茶を一口飲むと
お地蔵さんは一瞬 遠い目をして
続けます


地蔵:まぁ いいか
で 人間に何ができるかって?
そりゃあ いろいろできますぜ
何しろ お月様にまで行っちまったくらいだ

僕:いや まぁ そうなんだけどね
その つまり 僕が聞きたいのは ね
内面的に 人は何ができるのかな と

地蔵:そりゃ ま いろいろできますぜ
何にしろ 繰り返し習慣づければ
人間なんて どうにでも洗脳できる
社会なんざ それで成立しているようなもんさ


お地蔵さんは お団子を頬張りながら もごもご話しています


僕:うーん そういうことでもなくて
てか むしろ そういう洗脳から
自由になれないもんかな?
僕は 本当に 確かなモノを 知りたいんだ

地蔵:さぁ?あまりお勧めはしませんがね
自分を実験台にしていろいろやってみることはできますぜ?
まー 発狂するくらいの覚悟がなきゃ そう遠くまでは行けやしないんだけどね
あっ この団子 うまい
いや なに 簡単なことでさ
ちょいと独りで引き籠もって徹底的に考えてみりゃいいんだよ
んで 自分がそれでも まともだと感じているなら そいつは単に 考え足りないってだけの話でね
あー 狂ったな と感じてきたら 其処ら辺が 入り口かな
勿論 途中でどんなにヤバく感じても クスリは絶対禁止だ 
仮に 発狂したり自殺することになったとしてもね

僕:ちょ・・・ちょっと待った
考えるって ・・・何を?

地蔵:おいおいおい そんなこと聞くくらいなら
君は全然 まったく これっぽっちも こっちに来る必要はないよ
そのままそっちで 悩み 喜び 生きて 死ねばいいさ
自分がわからんならわからんままでよかろうさ
世間の中で右往左往してりゃいいじゃん
それで充分なんじゃないのかい?
わざわざ 俺みたいに バカげた一歩を踏み出す理由なんて
何処にも ありゃしないんじゃないのかい?


お地蔵さんは お茶をずずーっと飲み干して軽く溜め息をつきました


僕:じゃあ 僕は どうすればいいんだよ?僕には何もわからないんだ

地蔵:そんなの知ったことかよ?好きにすりゃいいんじゃねぇの?
そのうち何か見つかるかも知れんし
どう転んでも 悪くてせいぜい何処かで野垂れ死ぬくらいのもんだろ?
たいしたこたねぇじゃん


僕の顔は少し歪んでいたかもしれません


地蔵:まー折角 団子くれたからな
一つくらいは 提案してやろうか

『自分の恐怖を 眺めてごらん』

もしも の話じゃなくてさ
今 其処にある 自分の恐怖を 引き摺り出して 眺めてごらん
眺めるだけでいろいろ変わるもんだよ
出来れば自分の影を全部引き摺り出して虫干ししてみるのがいいんだけどね
まー 君にそれが出来なかったとしても 君の団子が無駄になるだけの話だから 気にするこたないよ
んじゃ ご馳走さん



祠の扉が パタンと 閉じました
僕の未来が一つ パタンと 閉ざされました
いいえ 開かれたのかもしれません
どちらかは わからなかったのだけれど
どうやら僕は まだ 僕から自由になれないままに
この社会の中で生きていかきゃならないようでした







  1. 2011/01/30(日) 12:59:00|
  2. お話
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