絵空言 2011年02月

絵空言




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俺は まだ


いつか 死にたかった俺は
きっと まだ人間を 
生きていた俺なんだろう

いつか 死に場所を探していた俺は
きっと  居場所を
探していた俺なんだろう

俺は 今 何処にいるのですか
少しは 何処かに 近づいたのですか


いつか 錯綜した 思考の迷路を辿っていた俺は
きっと 抜け出せないことを 
知っていた俺なんだろう

いつか 完全な世界を求めていた俺は
きっと それが ただの夢だと
気づいていた俺なんだろう


俺は  何処でもない 此処で
まだ 夢を見ているのですか
どんな夢を 見ているのですか

変わり得ぬ世界を見つめながら
変わり続ける世界に 呑まれて行く夢ですか

必要ないと 嘯きながら
とうの昔に砕けちまった
己の頭蓋骨を 探す夢ですか
欠片を集めれば元通りになるなどと
自分を 欺く 夢ですか


俺は いつまで 夢を
見ていれば いいのですか

いつまで 見ていれば
気が済むのですか


途切れた夢の 合間に
確かに 何かがあった はずなのに

そして 其処にいたのは
俺じゃない 俺だった はずなのに


そんな俺は まだ  

生きているのですか



俺は 

 まだ



存在して  

   いるのですか

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テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/02/01(火) 21:58:55|
  2. 空言

夢   一つ



夢一つ  閉じ込めて

夢一つ  硝子の中に


夢一つ  輝いて

夢一つ  微笑んで


夢一つ 砕けて消えた

硝子のシャボン玉



違うんだ
そうじゃないんだ

握り締めたら 割れるでしょう?
包み隠したら 煌めかないでしょう?

だから 僕は それを
僕の ヒビ割れた 掌の上に
転がしておくほかなかったんだ



夢一つ 転がり落ちて

夢一つ 風に 吹かれた硝子の破片



華やかな 夢

一つ  解き放たれて


誰の心に  憩うだろう

テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/02/04(金) 18:40:34|
  2. 詩のやうな

二月 六日


今日は 日曜日であったが  
ちょっとした用があったので 
朝早くに 出かけた
空気は冷たく まだ冬そのもののはずだったが
何処となく 緩んでいた

東京は 春が 近いのだな と 思った

そして

また 一年 過ぎたのだな と 思った


この数年 現実と言われている この不可解な世界への浸透を試みてはいるものの
案の定 うまくいってはいない

何故なら 試みている当の私自身が
望んでいないから

其処には PATHOSがなかった



意思に先立つものは
LOGOSではなく PATHOSでなくては ならぬ
否定し切れぬ 止むに止まれぬ PATHOSでなくては ならぬ

PATHOSは 自ずと湧き出で 流れ 形を成すだろう

LOGOSは PATHOSを 補完し 実行するだろう


理由など ない

意味など ない

それは そういうものなのだ



PATHOSのない LOGOS
空っぽの 論理 

たとえば 私

PATHOSのない意思は 容易く折れる

つまり 私



幽かな春の気配に どうにもならぬ虚しさを覚えつつ

私は 駅に向かって 歩き続けていた



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テーマ:日記 - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/02/06(日) 21:38:35|
  2. 日記

果て へ


此処が何処だか 知らないが

いつからなのかも 忘れたが

石ころだらけの 平原を

誰かを引き摺り 歩いてる

やたらと蒼い 空の下

やたらと速い 雲の下

草木も見えぬ 地平線

道とも思えぬ 此の道を

何処のどいつか 知らないが

誰かを引き摺り 歩いてる

襟首掴まれ 引き摺られ

幾ら不平を 言おうとも

どんなに不満 だろうとも

手放すわけにも いかぬのだ

道なき道の その先に

遥か彼方の その果てに

まだ見ぬ果てが あるだろう

地平の果てが あるのだろう

何故かは知らぬが おまえをね

其処に棄てねば 気が済まぬ

人里離れて 幾星霜

棄て去るだけの 旅路だが

帰る道なら 失われ

帰るつもりも 喪われ

進むほかには 道もなく

気づけば迫る 黄昏に

いつしか佇む 崖の淵

常闇広がる 神の墓所

星なき淵を 覗き込み

世界の果ては 此処なのか

此処におまえを 棄てるのか

長い旅路を 振り返り

おまえの面を 眺めても

誰かに似ては いるものの

懐かしいとも 思われず

躊躇い一つ 過ぎらずに

力任せに 投げ棄てる

虚空の果てに 放り込む




投げた俺は


  勿論 




               投げられた俺で





あぁ   

       棄てられたのは 




                                 俺であったか





    

テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/02/10(木) 19:43:57|
  2. 空言

鈍色空は 雪模様




鈍色空に 舞う雪は

ひらひら 踊り 視界を 閉ざす

見上げる僕の 頭ん中は

言の葉 ひらひら 踊り 心に積もる


ああでもない
こうでもない
思考は くるくる 空回り

僕は 何を 伝えたい?
君には 何か 伝わるかい?

あれでもない
これでもない
僕は 何を 探してる?
君は 何か 見つけたかい?

此処にはない
何処にもない
心は 行くあてなくして 途方にくれる


舞い散る雪は

雨になり 霙になり

積ろうか 溶けようか 思案顔


迷ってる?

違う
違う
何かが違う
僕の何かが

探して
探して
思考は くるくる 空回り

僕の言葉に 何がある?
君の力に なれますか?

僕の世界に 何がある?
君の世界に どう映る?

気にしてる?

違う
違う
何かが違う
僕はいつでも 勘違い


鈍色空に 舞う雪は

街を白く 埋めるか 否か 思案顔



テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/02/11(金) 12:47:07|
  2. 空言

死を 思うことなかれ

生きているなら

死など 見ない方が良い

死など 夢にも思わず

生きて 生きて 生きて行け


死など 見なくても 生きていける

死など 見なくても いずれ死ぬる

ならば 死を見る必要など 何処にあろうか

死を思うだけ 時間の無駄というものだ

いつか 不可避に 直面するまで

目を背けていればいいじゃないか

今から 準備する必要なんて まったくないじゃないか


生を 謳え

死など 知ったことか

我が世の春を 歌え

冬など 先の話だ

困る時に 困ればいい

今から困る必要なんか ありゃしない


生きれる人は 生きればいいんだ

死ぬ時に 少し慌てるかもしれないけれど

まるで 死なないかのように 生きればいいんだ

死ぬ時は 死ぬ

それで いいじゃないか

死ぬ時に 死ぬ

それで 十分じゃないか


生きれるなら 死を語るな

生きていると信じているなら

死を 思うな

死を 思うだけで済むなら

死など 思うな




実感もなく

口先だけで 死を語るな








しかし どうやら

俺には 無理だったらしい

俺にとっては 

生が 曖昧になってきて

初めて

死が 曖昧になってきた


生を知らず

生と言わず

生と決めず

これをイノチと定義しないなら

死は 存在できない



生なくして 死もない




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テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/02/14(月) 21:18:08|
  2. 由無事

無くしたモノは 何だろう?

崩壊する 価値観

瓦礫の中に へたり込んで

雨を 眺めている


大切なモノは 何だろう?

認識された事象が

渾沌に 還元されていく



雨が 降っている

昨日も 降っていた

その前の日も

前の前の日も 降っていた


雨は もう 何年も前から 

ずっと 降っているんだろう

それが 雨なのだと 

僕の気づく ずっと前から

降っているんだろう




僕は

雨の向こう側 が  見たい

それだけ なんだけどな

テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/02/21(月) 05:27:59|
  2. 空言
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