絵空言




星の光  新月の闇

光が 魂を 癒す前に
光を 喰い尽くせ

闇が 魄を 蝕む前に
闇を 呑み干せ

光と闇を たらふく 喰らえ

但し それは 至純でなくてはならぬ

濁っていては ならぬ

光は 澱むと 聖となり
闇は 腐ると 邪となる

それが 聖と邪であるなら吐き捨てろ

腐敗した 神聖は 要らぬ
腐臭漂う 邪悪は 要らぬ

全部 捨ててしまえ

噛み砕こうとするなら おまえまで 腐ってしまう

おまえがいなくなってしまうのは 淋しいから
それは あまりに 哀しいから

感覚を 研ぎ澄ませ

必要なのは 星の光と 新月の闇

ただ それだけだから
  1. 2011/05/02(月) 22:42:06|
  2. 詩のやうな

日は 沈むものだ

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人間の喧騒には 一切 関わりなく
  1. 2011/05/03(火) 15:43:42|
  2. 詩のやうな
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先生は どう思いますか?


ねぇ 先生
自由意思って あるのかな
先生は どう思いますか?


僕には どうしても あるようには思えないんだ
寸分違わず同じ状況で
僕らは 寸分違わぬ同じ選択をするしかないじゃないか
ねぇ 何処に自由意思があるんだろう?

僕らは わけのわからぬ世界を見させられて
わけのわからぬ世界を生きてるつもりになってるだけなんじゃないのかな

本当は 僕らは 
誰もが誰でもないんじゃないのかな

ねぇ 先生は この世界が 狂ってるって思ったことは ない?

世界という このわけのわからない何かが 
偶然の産物なのか
得体の知れぬ誰かの計画なのか
そんなのは知る由も無いけれど

僕には どうしても 自由意思があるなんて
信じられないんだ


ねぇ 先生
先生には 時々 未来が見えるのでしょう?
先生の目には どう見えているのですか?
どんな景色が 広がっているのですか?
未来は 変わり得るのですか?
異なる未来は 有り得るのですか?

僕の生きている未来
僕の死んでいた未来

そして
僕の ただいるだけの この世界

いつか何処かで 分岐したのですか?
それとも
世界は この世界しかないのですか?


教授がね 言ってたんだ
三次元の高みからは
ありとあらゆる宇宙が見えるって
有り得る全ての 過去と未来が見えるって
そう言ってたんだ

僕には よくわからなかったけれど
教授は 何だか自由意思を前提にしていたみたいなんだ

「何にしろ お前次第だよ」

そう 言ってたから

でも僕には その前提が わからない


ねぇ 意思って 何だろう?
意思そのものが 幻なんじゃないのかな?

僕らは 未来を意思すれば
自由に 未来を築けるのかな?

でも それで築かれた未来が
決められた何かを なぞっているだけじゃないなんて 誰にもわからないよね

ねぇ 本当は 誰もがみんな 
決められた何かを なぞっているだけなんじゃないのかな

でも そんなの 狂ってるよ
だって そうだろう
何の意味もないじゃないか
そんなんだったら
初めっから 何もなくていいのに
なんで 宇宙は 始まったんだよ

なんで わざわざ こんな

あぁ やっぱり 僕には耐えられない


・・・狂っているのは 僕なのかな



ねぇ 先生
自由意思って あるのかな

先生の目には どう映っていますか?

テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/05/07(土) 18:02:20|
  2. 空言

廃墟にて

光の化石を蹴飛ばしながら
僕は 何処へ行くつもりだったか

ヒビ割れたアスファルトの果てに
何を 受け取るつもりだったか

墨を流したような空に
日輪は鮮明な影を描き

光の化石は 砕け散って久しい

建ち並ぶ廃ビルは 
訪れるはずのない喧騒を待ち続け

僕は 風の中に 黄昏を待つ
  1. 2011/05/23(月) 20:46:12|
  2. 詩のやうな