絵空言 2012年03月

絵空言




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何処へ?

どうでもよい どうでもよいと
嘯きながら 歩き始めたのはいつだったか

無関心な空は
蒼く 蒼く 透き通り
冷ややかな風は
どうでもよい どうでもよいと
笑いながら耳元で囁き 過ぎて行く

真っ直ぐに曲がりくねる道の先が見えなくなると
私は 立ち止まり
どうでもよい嘘を
どうでもよい嘘で塗り固めて
どうでもよい嘘で上塗りした
どうでもよい此の世を振り返り眺めてはみるものの

どうにも どうでもよくない幾つかの欠片が チカチカ光って
硝子の破片のように キラキラ光って
いつまで経っても 消えてくれないのだ

それでも踵を返せば 道はまた続き
そして私は歩き始める

どうでもよい嘘と
そこに紛れるどうでもよくないものの 微かな余韻に背を向けて

どうでもよい どうでもよいと
呟きながら
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  1. 2012/03/04(日) 11:45:50|
  2. 詩のやうな

自問

俺たちは一体 何をしているのだ
俺たちが一体 何をしたというのだ
俺たちは一体 何だというのだ

一体全体 ココはドコなのだ
一体全体 イマはイツなのだ

名前を貰って
名前を付けて
名前を呼んで
それでセカイはどれだけ確かになったのかい?

暦を創って
時計を眺めて
明日を思って
そんなにジカンは確かなものなのかい?

なぁ これは一体 何なのだ
俺を支える冷たい床
痺れる足
服の重みと微かな温もり
凍える手
目を開けるなら 薄暗い部屋の白い壁

なぁ ココは一体 ドコなのだ
イマは一体 イツなのだ

一体全体 これは 何だというのだ

あぁ 嘘はいらない 虚構はいらない
知ったかぶりはやめてくれ
そうなんだ
お前に聞いてるわけじゃない
誰も何もわかっちゃいない
賢しらげなコトバにはウンザリだ

ココは一体 ドコなのか
イマは一体 イツなのか

俺は一体 何なのか

これは一体 何なのか

これは・・・
  1. 2012/03/04(日) 11:50:56|
  2. 詩のやうな

黙祷

太陽が 春分点に近づきつつあったあの日 
町を呑み込んだのは海だったのだろうか
あれは 海が押し寄せてきただけだったのだろうか

あれは 心の闇だったのではないか
俺らが無意識の奥底に追いやり 
振り向きもせずに忘れ去ってきたモノたちが
溢れ出てきたのでは、なかったのか

黒い海が溢れて 
       溢れて 
            溢れて 
 人を
   田畑を
      町を 
        呑み込んだのだけれども

あれは 海ではなく 
繁栄の後ろ姿 だったのではないか
隠して 
欺いて 
沈めてきたモノたちが 
溢れ出てきたのではなかったのか

繁栄の名の下に
置き去られ
忘れ去られ
捨て去られてきたモノたちの
死ぬことのできぬ怨嗟の声が
あの日 溢れ出てきたのではなかったのか



太陽が また 春分点に近づき
俺らはどうやら 先に進むつもりらしい
俺らはどうやら このまま先に進めるつもりらしい

解き放たれたその声を聞かずに
改めることなく
振り返ることなく
俺らは 先に進もうというのか
かつて切り捨てたように
また 俺らは切り捨てて
まるで初めっから何もなかったかのように 背を向けて

それで 本当に 進もうとしているのか

そんなんで 本当に 

俺らは 先に進めるとでも 思っているのか

未来を築けるとでも 思っているのか


なぁ 俺らは一体 何を見ているんだ


俺らはもう 振り返らなきゃならないんじゃないのか


思い出さなきゃならなかったんじゃないのか


 俺らが

   置き去り

    忘れ去り


       捨て去って来た





             俺ら自身を
  1. 2012/03/11(日) 21:46:42|
  2. 詩のやうな

春 遠く

雨の気配
土の匂い
移ろう季節の上で
僕らは儚い夢を見る

陽の光
春の匂い
過ぎる舞台の上で
僕らは拙い芝居を演ずる

ただ花の香に 微睡み揺蕩えばいいものを

ただ緩む風に その身を任せればいいものを


僕らは酷く無粋に 戦争を続ける
  1. 2012/03/17(土) 15:43:33|
  2. 詩のやうな
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