絵空言 2015年06月

絵空言




生死の分別

あぁ 今日は何だか知らんが死にたい気分だ
何が何でも死にたい気分だ
でも自分で死ぬのも面倒だから
死神探すが見つかりゃしない

あぁ 今日は四の五の言わずに死にたい気分だ
滅多矢鱈に死にたい気分だ
困ったもんだが死にたいんだから仕方ない
思い残すことなんてありゃしない
あははと笑って死にたいもんだ

罰当たり?卑怯者?
首を切られるのやイヤだけれど
それでもやっぱり死にたいもんだ
何もかもが絶望通り越してバカバカしくて
面倒なばかりで何も実らない
俺は何をやっているのかと
自問すればするほど死にたくもなるさ

あぁ死ねないくせに死にたくて
死にたいけれど死ねなくて
いやはやどうにも死ねぬと分かっているから
ますます困る
ならば
さっさと生きる覚悟を決めりゃいいのに
いやはやどうにも死神探しをやめられない

生きるに生きれず死ぬに死ねぬ
生死の狭間の泥濘で
もがいてあがいてジタバタしても
やっぱりどうにも
生きるに生きれず死ぬに死ねぬ

はてさてどうしたものか考えあぐねて茫然自失

「もしも幽かにでも死にたいのなら
或いは生きたいのなら
そこには生死の分別がある

それを覚えておくように」

あぁ なんだよ
数日前に自分で書いたメモじゃねぇか
答は出てるじゃねぇか

生死の分別を落とせってさ…
  1. 2015/06/16(火) 21:41:32|
  2. 詩想

詩が書けない

今日も一日 詩が書けない
浮かんだ言葉は空中分解
頭の中はガラクタ一杯

気分一新散歩に出ても
いつもの景色はいつものままで
ガラクタ頭に風が素通り

いつもの公園
いつもの池には
鯉にボートに家族連れ
早咲き桜を眺めても
空っぽ心に響かない

とぼとぼ歩いて帰り道
首を傾(かし)げて帰り道
無理やり言葉を捻っても
頭も心も知らん顔

映る世界を言葉にしても
それではただの説明で
やっぱり今日も一日 詩が書けない
  1. 2015/06/16(火) 21:42:36|
  2. 空言

うつろ

虚ろなままに 生を往き
己が何かもわからずに
世界を知れるわけもなく
ゆえに世界を問うのはやめにして
虚ろなままに 言葉を紡ぎ
己を問うてはみたけれど
虚ろなモノは 虚ろなままで
カラカラと 心は虚ろに空回り

いつかの夢に 神を見て
虚ろなままに 神を問い
答のないのが答だと
思い知らされ 項垂(うなだ)れて
虚ろなままに 溜息を吐く

生と呼ばれているこれが
何であるかは知らないが
地上と呼ばれるこの世界
いつまでいなけりゃならぬのか
今此処で
無何有の地へと 
消えてしまえばいいものを
  1. 2015/06/16(火) 21:43:30|
  2. 空言

言の葉

私の言葉は
誰かに届いたろうか

書き散らかされた
私の言葉は
誰かの心に 触れたろうか

過ぎ去り行く人波の中に
溶けて消えた 私の言葉が
見知らぬ誰かの心に
いつか芽吹くとでも言うのだろうか

言の葉 散りゆき
私は独り 立ち去りて

  1. 2015/06/16(火) 21:44:29|
  2. 空言

酒肴

ゆるゆると 死んでいこう
酒に酔いながら

ゆるゆると 生きていこう
山を歩きながら

もう何もかもが 知ったことでは無い
三歳苦難も 過ぎ行く景色
ミロクの世も 酒の肴

全てはただ こういうもので あるのだと

宇宙の明滅は 神の呼吸のような
知る人もなく 全てを包む
  1. 2015/06/16(火) 21:45:39|
  2. 詩想