絵空言




ちょっと お隣さんまで


てくてく歩いて二百万年

隣の銀河へ あと二十万年 もうちょっとだネ

光の速さで歩いて 二百二十万年の行程です

ふぅ 汗かいちった


今頃 地球はどうなってるかな

僕が出発した時
わけもわからずに 見送ってくれたお猿さんたちは
元気でやってるかな?

ただねぇ ちょっとね
あのお猿さんたち
僕が遺伝子を弄くっておいたからね
今頃はなかなか楽しいことになってるかもしれない

もう滅びちゃったかな?
大丈夫かな?

予定では 僕が帰るまでに
あのお猿さんたちから
“純粋意識”が精製されてる筈なんだけど

うまくいくかな?

お猿さんが 滅びるだけならいいけど
惑星が使い物にならなくなってたら 失敗だな
“純粋意識”を培養する素地としては申し分ない星だったからなぁ

あとはお猿さんたちの素質と
僕の遺伝子操作技術の問題か

まー 大丈夫だろ

“純粋意識”はこの宇宙では希少だからね
高値で引き取ってもらえるし
何にでも使えるからなぁ

今回の実験は うまくいくといいな


頑張れ お猿さんたち

滅びるなよっ!






テーマ: - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/07/22(木) 01:22:05|
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