絵空言




死んだ言葉で



死んだ言葉を 書き連ね
死んだ言葉を 書き綴る

俺は何を語ろうか
誰に何を伝えよう?

俺の世界を知ったとて
誰に何の益やある

死んだ言葉を 吐き出して
死んだ言葉を 並べてる

俺は誰を探そうか
明日に何を夢見よう?

どうにもならぬと知りながら
死んだ言葉を 振り回し

ごまかし切れぬと知りながら
死んだ言葉で 嘘を吐く

嘘吐き疲れて 見上げれば
月は 嗤いて 欠けてゆく
俺を 嗤いて 欠けてゆく

満ちれば欠ける道理なら
いつしか俺も 欠けるだろう
いつかは知らぬが 欠けるだろう

欠ければ満ちる道理なら
いつしか俺も 満ちるだろう
いつかは知らぬが 満ちるだろう

どうにもならぬ 満ち欠けの
どうにもならぬ そのわけを
死んだ言葉で 詩(ウタ)えども

死んだ言葉で 詩うには
とかく此の世は美しく

死んだ言葉で 描くなら
人の世ばかりがお似合いで

どうにもならぬ この俺の
どうにもならぬ この人生
死んだ言葉で 書き連ね
死んだ言葉で 書き綴る



テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/13(水) 19:15:58|
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