絵空言




自由


自由を夢見て 感じる違和感

何処まで行けば 自由になれる?
何処へ向かって 駆ければよい?

重い足  纏わりつく鎖

この足で 駆けれるはずもない
どうして 遠くへ行けようか

脚に食い込む この足枷は何なのだろう
不可視の鎖は 何処に 結びつけられているのだろう


立ち止まれば 私の影が 囁く



「見定めるがいい その足枷を

手繰り寄せるがいい その鎖を

そして

噛み千切れ  束縛を

喰い千切れ 偽りを

切れぬ鎖なら

砕けぬ足枷なら

己の脚を 引き千切れ」



明日という夢に 結合した 
イノチという名の鎖と足枷は 
私には どうしても壊せなかったので


私は 私の影に 従った


消え失せたのは 何だろう

不可避になったのは 何だろう


自由が消えて   私が失せて

私は少し  自由になった


テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/11/11(木) 19:03:21|
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