絵空言 真似をするのは 無理でした

絵空言




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真似をするのは 無理でした


光の中で 踊り続ける人たちを
あたしは ぼんやり 眺めていたんだ
羨望の眼差しで

光の中で ナイフを振りかざして
取っ組みあって 転げ回っている人たちを
あたしは いつだって 眺めていたんだ
憧憬の眼差しで

殺し合っているのか
愛し合っているのか
あたしには 判別できなかったけれど
そんなのは どっちでもよかった

楽しいのかどうか
そんなことすら わからなかったけれど

ただ あまりにもみんながみんな 
揃いも揃ってそうしているから  
あたしにもできると思った

だから あたしもしばらく 真似をしていたんだ

生きるためには 闘わねばならぬ
絶えざる闘争こそが 生きることである  とかなんとか言って

少なくとも 真似する努力はしてみたんだ

生きることは すべてを愛し 慈しむことだ とかありえないこと言って

ぎこちなく 手足動かしてさ
尤もらしく コトバ紡いでさ


でも 面倒なばかりで
ワケわからなくなるばかりで

結局  
あたしには わからなかったけれど
みんなには わかっているのだろう

あたしには 楽しくなかったけれど
みんなには 楽しいのだろう



生きるということが




でも あたしが それに 付き合わなきゃならない理由は
何処にもないんだよね

振り返れば あたしの影は
もう 充分に 深く広がっていて

振り向きざまに 倒れ込めば
一人で何処までも 堕ちていけるから



あたしはねぇ  

あたしの道を行こうと 思ったんだ





テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/11/23(火) 20:45:04|
  2. 空言
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