絵空言 十二月 二十四日

絵空言




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十二月 二十四日


そうか

今日は クリスマス・イヴ だったのだな

部屋で 登山靴の手入れをしながら

ふと 思う



アイゼンの爪は 尖らせた

ピッケルは問題ない



骨を凍らせる 風の気配に

あの氷点下の孤独が 懐かしくなり

もう一度 雪に埋もれた谷を

氷雪に覆われた峰を 辿ってみようかと

天気を気にしている



いや 本当は

この空漠たる精神を

あの白い山に 叩きつけてみたら

どうなるのだろう

ただ それが 知りたいだけなのだ

赤い血が 少しは まだ 流れているのだろうか



ネットで眺める天気図は

西高東低  冬型の気圧配置



行かない方が 良さそうだな

そう 思いながら

靴の手入れを 続けている



テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/12/24(金) 20:54:43|
  2. 日記
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