絵空言 果て へ

絵空言




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果て へ


此処が何処だか 知らないが

いつからなのかも 忘れたが

石ころだらけの 平原を

誰かを引き摺り 歩いてる

やたらと蒼い 空の下

やたらと速い 雲の下

草木も見えぬ 地平線

道とも思えぬ 此の道を

何処のどいつか 知らないが

誰かを引き摺り 歩いてる

襟首掴まれ 引き摺られ

幾ら不平を 言おうとも

どんなに不満 だろうとも

手放すわけにも いかぬのだ

道なき道の その先に

遥か彼方の その果てに

まだ見ぬ果てが あるだろう

地平の果てが あるのだろう

何故かは知らぬが おまえをね

其処に棄てねば 気が済まぬ

人里離れて 幾星霜

棄て去るだけの 旅路だが

帰る道なら 失われ

帰るつもりも 喪われ

進むほかには 道もなく

気づけば迫る 黄昏に

いつしか佇む 崖の淵

常闇広がる 神の墓所

星なき淵を 覗き込み

世界の果ては 此処なのか

此処におまえを 棄てるのか

長い旅路を 振り返り

おまえの面を 眺めても

誰かに似ては いるものの

懐かしいとも 思われず

躊躇い一つ 過ぎらずに

力任せに 投げ棄てる

虚空の果てに 放り込む




投げた俺は


  勿論 




               投げられた俺で





あぁ   

       棄てられたのは 




                                 俺であったか





    

テーマ:ヒトリゴト - ジャンル:小説・文学

  1. 2011/02/10(木) 19:43:57|
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