絵空言




廃墟にて

光の化石を蹴飛ばしながら
僕は 何処へ行くつもりだったか

ヒビ割れたアスファルトの果てに
何を 受け取るつもりだったか

墨を流したような空に
日輪は鮮明な影を描き

光の化石は 砕け散って久しい

建ち並ぶ廃ビルは 
訪れるはずのない喧騒を待ち続け

僕は 風の中に 黄昏を待つ
  1. 2011/05/23(月) 20:46:12|
  2. 詩のやうな