絵空言 何処へ?

絵空言




何処へ?

どうでもよい どうでもよいと
嘯きながら 歩き始めたのはいつだったか

無関心な空は
蒼く 蒼く 透き通り
冷ややかな風は
どうでもよい どうでもよいと
笑いながら耳元で囁き 過ぎて行く

真っ直ぐに曲がりくねる道の先が見えなくなると
私は 立ち止まり
どうでもよい嘘を
どうでもよい嘘で塗り固めて
どうでもよい嘘で上塗りした
どうでもよい此の世を振り返り眺めてはみるものの

どうにも どうでもよくない幾つかの欠片が チカチカ光って
硝子の破片のように キラキラ光って
いつまで経っても 消えてくれないのだ

それでも踵を返せば 道はまた続き
そして私は歩き始める

どうでもよい嘘と
そこに紛れるどうでもよくないものの 微かな余韻に背を向けて

どうでもよい どうでもよいと
呟きながら
  1. 2012/03/04(日) 11:45:50|
  2. 詩のやうな