絵空言 黄昏に

絵空言




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黄昏に

日は中天を過ぎて久しいが

地上では相変わらずな人間たちの
悲喜交々が繰り返されているらしい

千年前と変わらぬ喜怒哀楽が
延々と引き起こされ続けているらしい

それは
思考と思考の衝突であり
感情と感情の相克であるのかもしれない

しかし時々
虚無の前で 思考が煮立っている
闇黒を前にして 感情が泡立っている

そのように見えることもなくはない



日は傾き始めて久しいが

誰もが中天にそれを探し求め
幻を仰ぎ見ては手を伸ばす

思考も 感情も 移ろい行きながら
形を失うことを恐れ
訪れる空白を恐れ
耳障りな擦過音を立てながら墜ちて行く

過去にしがみつき
既知にすがりつく者たちは
砕かれることだろう
引き裂かれることだろう



移ろうことすら拒むなら
形を捨て去ることの何がわかるというのか



だから 拒まず変わりゆけ

せめて 恐れず移ろいゆけ




この日の 暮れる前に
  1. 2012/07/06(金) 19:21:02|
  2. 詩のやうな
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